二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】心と体のアンバランス2 ( No.688 )
- 日時: 2011/05/05 19:43
- 名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: sp6Br4Ue)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
【さくらへ誕プレ短編小説】
さくらぁぁあっ!誕生日おめでとう!!
カ「おめでとう。」
えと、題名の通り、短編書きます☆
駄作だけど楽しんで行ってくれると嬉しいです♪
※あと、相変わらず意味フだよ※
コピーしてお持ち帰りOKよw↓
=====================切り取り線====================
*君に送る、心からのありがとう*
「サークラっ」
『んー?』
「ありがと、」
『・・・・・・へ?』
薄くなった春の風が、窓の隙間からほんのり吹いていた、昼下がり。
読んでいた雑誌から目をはなし、俺の顔を見て「な、なんですかいきなり」という顔をしている。
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—————あたたかいてが ありました
包み込んで くれました
手をつないで くれました
抱きしめて くれました
強さを教えて くれました
助けて くれました
愛しさを くれました
元気を くれました
なでて くれました
笑顔を くれました
あたたかさを くれました
いつも一緒に いてくれました——————
やさしくて うれしくて しあわせ。
俺も、そんなあたたかい手の持ち主に
なりたかった。
————でも、俺の手はとても、冷たかった————
〝フィディオの手は、冷たいね〟
俺の手は、誰かを幸せにすることもできず、
逆にそれを奪ってしまう。
そんな俺に、彼女は言った。
『じゃあ、フィディオに、私の「あたたかい」を分けてあげるっ』
無邪気な声が、弾むように響く。
『それでフィディオの「冷たい」を私にちょうだいっ』
その小さな手で、俺の手をぎゅっと握ってくれた。
「でも、それじゃあサクラが不幸に———」
『ならないよ?』
きっぱり。
『あのね、手が冷たいと、悲しいけど、それって不幸なの?
嬉しいとか、幸せとか、悲しいってね、「心」で感じるんだよ。
フィディオは誰かの手が「あたたかい」から幸せなんじゃなくて、
その人が大好きで、大切で、一緒にいると「あたたかい」から幸せなんでしょ?』
———そんな大切なことをを忘れていた俺は、大馬鹿だって思ったんだ。
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それは、とてもとても遠い記憶。
俺はまだ、すごく小さかった。
・・・そんな頃の、夢を見た。
もう彼女は、覚えていないかな・・?
『??』
「だからっ、・・その、ありがと」
『どうしたの、いきなり』
覚えてなくても、それでも、言っておきたいな。
「俺、サクラが、皆がいてくれて、すごく・・・すごく幸せだよ、」
ぽろ。
ぽろ、ぽろぽろ。
「心があたたかくて、幸せだよ」
ぽろぽろぽろ・・・。
あれ、俺最近、涙もろいかも。
サクラが一瞬、どうしたのっ!?という顔になる。
でもすぐに微笑んで、
『馬鹿だね、フィディオは。そういう時は、笑うんだよ?』
にこり。
——やさしくて
うれしくて
どうしようもないくらい
俺は幸せだよ・・・——
「あ、あぁ」
——俺はなんて、果報者なんだろう——
嬉しいも 悲しいも 全部
君と分かち合いたいな。
そうすれば、 俺も君も幸せだよね?
ねぇ、 君にもらった、 嬉しいも、悲しいも、幸せも、
全部俺の、 宝物だよ。
君に逢えてよかった。
〝心から、ありがとう〟