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13話

俺は今、日向と直枝と一緒に直枝の仲間である能美と三枝を探していた

直枝「ねぇ、ゆりさんって何者なの？
　　　あんなたくさんの人に命令できるなんて・・・」

今、その２名を探しているのは戦線メンバーほぼ全員

およそ５０人ぐらいで探していた

日向「ゆりっぺはこの戦線のリーダーだからな」

直枝「それにしてはすごいね・・・」

日向「ゆりっぺだからな」

音無「それにしても、この人数で探してもまだ見つからないのか・・・」

直枝「どこに行ってるのかな・・・」

俺らは能美らを探し出して１時間ぐらいが経とうとしていたが、誰一人して見つかってない

音無「本当にこの世界に来てるのか」

直枝「どういうこと？」

日向「いや、この世界に来る人は、生前に何かしらの未練があった人や、理不尽な人生を送ってきた人だけが来るんだ」

音無「もしかしたら能美や三枝は未練とかが無くて、この世界に来ていないか、あるいは死んでないかのどちらかだな」

直枝「でも、リトルバスターズのみんなはこの世界に来ている
　　　だからクドや三枝さんも来てるはず
　　　それにあの事故で生きてる人は誰もいないはず・・・」

音無「何があったんだ？」

直枝「修学旅行に向かう途中のバスが土砂崩れに巻き込まれて、崖から転落して、そして爆発したはず・・・
　　　詳しいことは死んでしまったから覚えてないけど・・・」

日向「そりゃあ生きてる可能性は少ないな・・・」

そのとき

ゆり『音無君、日向君聞こえる？』

日向「おぅゆりっぺ誰か見つかったか？」

ゆり『生徒会室の近くで三枝葉留佳を発見し戦線メンバーに加入した』

日向「了解
　　　残りは能美だけだな」

直枝「三枝さん見つかったの！？」

日向「あぁ生徒会室の近くで発見されたらしい」

直枝「あぁ・・・なるほど・・・」

音無「残りは能美だけか」

直枝「ねぇ、この学校の裏側って森？」

日向「森っていうよりも山だな
　　　よく五段が山篭りしに行ってるし」

直枝「五段って誰？」

日向「松下五段
　　　柔道五段だから五段ってあだ名がついている
　　　ちなみに下の本当の名前はわからねぇ」

直枝「えっ！？どうして？」

日向「記憶が無くなってる人もいるからな」

直枝「そうなんだ」

音無「とりあえず行ってみるか？」

日向「そうだな行ってみるか」

直枝「うん。行こう」

そして俺たちは、学校の近くの山で探すことにした