二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 宝島Z シーラビットに新入団員!? ( No.15 )
- 日時: 2011/06/05 23:07
- 名前: 彌浪 ◆BWqKsmtrLo (ID: u6knrXHP)
- 参照: ピアノの練習してたぜ
12話
「此処は…何処!?」
見渡してみると、周りには、猫、猫、猫。少し普通の人も居る。
「何よこののほほ〜んとした世界はっ!…はっ、もしや…ワープの木のせい?ってかここ何処!?」
「チューチュー」
「ねっ…鼠!?何喋ってるのか分かんない…」
「こいつは、「ここは二ノ国のゴロネール王国だよ」って、いってるぜ」
「ってまた鼠!…眼鏡かけてるし、喋れるし…なによここ!」
「いや、だから今言っただろ」
「チューチュー」
「あのぉ…これからどうすればいいの!?」
「おいらに聞かれても困る」
「チューチュー」
「じゃあ名乗っとこっかな、レインはレインボー。宜しく。レインって呼んで!」
「おいらはマグール、でこいつはシロッポ、宜しくな、レイン」
「チューチュー」
「うん。で、どうやって元の世界に返ればいいの!?」
「一ノ国にならもう一回ゲートを使えば帰れるぜ?」
「はぁ?一ノ国?ゲート?何処だよっそこ!」
「え…世界って一ノ国と二ノ国だけじゃねぇのか!?」
「チューチュー」
「へ?あぁ、多分、レインの所とここは、根本的に、世界が違うんだと思う。…マルクの所のように」
「ふぅん……。(マルクって誰だよ……)」
「チューチュー」
「というかこっちの鼠と話したい」
「トーカーを使えば話せるぜ」
「なによそれぇ…」
「魔法」
「まっ魔法!?技と違うの?」
「技を使える奴も居るらしいぜ」
「へぇ〜まぁ出来ないと思うから良いや」
だんだんと視線がこっちに集まってきている。
まぁ鼠二匹と話してるっておかしいもんね。
はぁ…ワープの木がある場所から別の場所に飛ばした時、どうやって帰るの……?
いや、もしかしたらこっちの世界にもあるかも!ワープの木…!
「ねぇねぇ」
「何だよ」
「一緒に旅してくれる?」
「はぁ?」
「チュー!チュー!」
「ん?なんかシロッポが興奮してるけど」
「えっとこいつは「魔法使えないのに大丈夫なのか?」って……」
「え〜魔法使えないと駄目かなぁ……」
「イマージェンを呼び出せば大丈夫…あ、それにも魔法が必要か…」
「何ボソボソ言ってんの」
「チュー!」
「何て言ってんの」
「「とにかく魔法が使えなかったら危ないよ」だってさ」
「でも……帰んなきゃ!えーっとここに居たくないって思え〜…はぁ、心から思えない……でも帰りたい!でも処に飛ぶかわかんないし……はぁ、飛行艇探さなきゃなんないのに!」
…とそこに見覚えのある姿が……