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* 第九話 *　　ちゅりの姉！？　前編

　ポチャ！ブチィッ☆

　釣り糸が切れる音がした。

「うー、何で釣り糸切れるの〜」

　そう嘆いているのはちゅり。

　今日の花風村は皆で釣りをしています。

「それは貴女の力が強いからです、少しは手加減という物を覚えるです」

　れんげはそう言って2匹目を釣っていた。

「まあまあ…、あっ！釣れた♪」

　いじけるちゅりの横ですみれが魚を釣っていた。

「そーいや、あの変な人は誰だ？」

　浜辺で魚を釣ってる人をヒマワリは指さす。

　ちゅりと同じ髪型で色違いでオレンジ色のポニーテール。
　服はちゅりと反対の白のTシャツに赤のジャンパースカート。
　
　その横顔は………ちゅりとソックリだ。

「わっ………！どっドッペルゲンガーが居る！」

　ヒマワリは吃驚している。

その声に流石に気づいたようで

　「ちょっと！ドッペルゲンガーって何よ！それが初対面の人に対する態度なの！？」

　少女はカンカンに怒っているようだ。

　その声もちゅりにソックリ。

　さて、この少女の正体とは！？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　* 続く *