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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *どうぶつの森*花風村の日常【やっとオリキャラ募集!】 ( No.114 )
- 日時: 2011/02/22 17:55
- 名前: 愁羅. ◆4ih38MZOIM (ID: ZnME3JLW)
- 参照: 元花夢ですが何か?(´・ω・`)
* 第十話 * ちゅりの双子の姉!?
「んもー、何なのこの村は!? 村も荒れているし、住人にはロクな奴は居ないし…」
少女はブツブツ文句を言っている。
「だ…誰なのです!?こ…このちゅりと瓜二つの人はです」
れんげはすみれの後ろに隠れながら言っている。
「さあ……?でもこの村に来たからには御持て成しをしなければ…」
家に帰って持て成す用意をしているすみれ。
「………………お…お姉ちゃん?ハルお姉ちゃん?」
黙り込んでいたちゅりが突然口を開いた。
「……ちゅり?ちゅりなのね!逢いたかった!」
ハルという少女はちゅりを抱き締めた。
ちゅりの目尻にはうっすら涙が滲んでいる
すみれ達には訳が分からずただ不思議そうに見ていた。
しかしれんげだけは何処か寂しそうに見えた。
* * * * *
「へぇ………、ハルさんはちゅりちゃんのお姉ちゃんだったの…」
お茶を出しているすみれが言った。
「そういう事なら早く言うです。勘違いしちゃったじゃないです」
横でクッキーを頬張っているれんげが言った。
「でもよぉ………どうして別の村に住んでるんだ?双子なら一緒の村に住めばいいのに」
ソファに座ってテレビを観ていたヒマワリが言った。
「それは…………、色々事情があって違う村に住んでるの!」
ハルはわざと明るく答えた。
ちゅりは少し暗い顔になったが、すぐに明るい顔に戻った。
ヒマワリには訳が分からず、ただ聞いてるだけであった。
「色々有難う!今度は時間のある時に来るね!」
ハルは一握りの海岸の砂とちゅりが渡した小さな首飾りを手にして帰っていった。
* 続く *
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