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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: @破天荒遊戯@ ( No.4 )
- 日時: 2011/02/01 22:39
- 名前: 神凪 (ID: Rl7BkXtL)
- 参照: 荒遊戯のラゼルとアルゼイドの声優さん、D灰のアレンと神田なんだよな…。
@01幕—つまんなそうな世界を—@
のらりくらりとシトとラゼルは歩いていた。
ラゼルが旅に出る理由を聞き終わったシトは苦笑した。
「へぇ・・・。で、家を追い出されたと・・・」
「えぇ。世界を見てみないかって・・・ハハハ、もう笑うしかないわね」
やけくそでラゼルは笑った。
しみじみながら、シトも付き合って笑った。
「さてと、ラゼル。仲間にできそうな人はね、なーんか強そうな人。たとえば・・・ああ言う小悪党とか?」
2人の目の前にいたのは銀髪赤眼のアルビノの青年。
その青年に銃を向けられて座りこんでいた男は、ラゼルとシトの方を青年が向いている間に逃げて行った。
「ねぇあなた!私達と一緒に、旅しない?」
ラゼルが笑いながら言う。シトもやけくそで笑いながら頷いた。
青年はじっとラゼルとシトを見つめる。そんな青年の顔を見て、ラゼルとシトは思った。
(・・・つまんなそうな顔・・・)
ちらりとラゼルを見ると、何かを決めたかのような顔をしていた。
「決めた!」
「・・・」
シトと青年はじっとラゼルを見た。
「アンタの人生、私が面白おかしく演出してやるわ!」
胸を張って言いきったラゼル。
シトは何とも言えない様な顔をした。が、ここまで来ればカバーするしかない。
「そうそう。・・・私も手伝うし、ねっ?」
「・・・」
こうして、破天荒な旅のメンバーは2人から3人へと変わった。
シトは空を見上げた。
(私も手伝う・・・か)
フッと笑みがこぼれる。
(ホントかどうかは、知らないけどね——?)
次回⇒「幽霊退治」
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