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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 闇染まり ( No.10 )
- 日時: 2011/04/03 17:57
- 名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)
『7』
「よおーしっ 今日の特訓はここまでだ」
円堂はいう頃にはすっかり日が傾いて西の空は茜色に染まっていた。
「ふぅ〜腹減ったッス〜」
「じゃあ早く戻ろうぜ」
「ヒロトたちはどれぐらいすすんだんだ?」
「ああ、それは・・
円堂はメンバーが宿舎に入る中、グラウンドに残っていた吹雪たちを見つけた。
「おお〜い、吹雪、染岡、立向居。中に入ろうぜ!」
円堂が声をかけても気づかない。ひたすら連携を合わせている。
「?」
円堂は不審に思いながらももう一度呼びかける。
「おお〜い! 中はいろうぜ!」
「円堂さん!あ、はい」
「そうだな入ろう吹雪」
「うん」
3人は宿舎に向かって歩いてくる。それをみた円堂は宿舎の中へと入ってゆく。
「明日もがんばろうぜ吹雪、立向居」
「はい」
「・・・」
2人が入ったあと吹雪はしばらく立ち尽くし、グラウンドへ戻っていった。
「僕がしっかりしなくちゃ・・」
今日の連携技の特訓はあまりはかどらなかった。なんど染岡がだしたボールにしっかりと受け止められなかった。染岡とは一度やっているからやりやすいはずだ、と染岡はいってた。けど、技のイメージさえまだ、吹雪には想像も付かないのだ。
「どうすれば・・・」
「くくく・・。これはいいサンプルが手に入りそうだ。」
塀の影にいた奴はにやりと笑い、去っていった。
「ガルシルド様に報告をしなければ」
そう言って・・・。
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