二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.12 )
- 日時: 2011/04/03 18:01
- 名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)
『8』
「じゃあエジプトですが・・・」
春奈はスクリーンにエジプトの地形を映し出す。
特訓の次の日、エジプトについて知ることとなった。
「エジプト・アラブ共和国(エジプト・アラブきょうわこく)、通称エジプトは、中東・アフリカの共和制国家。首都はカイロ。
西にリビア、南にスーダン、北東にイスラエルがあり、北に地中海、東は紅海に面しています。南北に流れるナイル川の河谷とデルタ地帯(ナイル・デルタ)のほかは、大部分が砂漠です。ナイル河口の東に紅海と地中海を結ぶスエズ運河があります。」
春奈が言い終えると風丸は唸った。
「じゃあ、カタールとほぼ同じじゃないのか?どうして俺たちと試合がしたいんだ?」
「サッカーのことについて調べたんですが、なにもデータがなくて、あるのはアフリカでもサッカーがあることぐらいです。」
「まだ調べる必要がありそうだな」
鬼道は腕を組む。
「とにかくどこをつかれても対応できるように練習を重ねておくぐらいか。」
「いいじゃないか!どんなサッカーやるんだろう〜」
「まったく円堂君は。決勝前にまけたら洒落になりませんよ」
「とにかくがんばりましょ」
木野の一言でこの場はお開きとなった。
*
「エジプトかあ〜どんなプレイだろう楽しみだな〜」
円堂はよいっしょと両手に持っている紙袋を持ち直した。
「円堂はメガネのいうこときいてなかったのか?」
「まあ、たのしみっちゃー楽しみだけどよ」
「けっなにが楽しみだ」
「まあ不動君そうはいわず・・」
円堂の言葉に返した彼らもまた袋を持っている。
かれら、染岡、吹雪、風丸、不動そして円堂は木野たちにたのまれお使いに来ているところだ。
まだ必殺技が完成していないのにこんなところでうろついていていいんだろうか?
「おお〜ここ、なんかみんなサッカーやってるぞ!」
道の一角であるが、道路でサッカーボールをけっている姿がちらほら見える。
「だけど、こんなところでやっていて危なくないんだろうか?」
風丸もあたりを見渡す。車はどうやら来てはいない様だ。
「ここらにあのエジプトの奴らがいたりしてな」
「わからないよ、もしかしたらいるかもしてないよ」
「そうさあの集団が来ている、ユニホームエジプトの国旗にそっくり・・・・」
風丸はそこまでいって言葉をとめた。
「風丸どうした?」
円堂は風丸をきょとんとした顔で覗きこむ。
「あれほんとにエジプトのやつらじゃないか?」
「えぇーーー!」