二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.152 )
日時: 2011/03/06 08:30
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)

 『18』

 「いくよ豪炎寺!」
 「ああ!」

 ヒロトと豪炎寺は走りこみ、シュートのタイミングを合わせる練習をしている。
 しかし、今度はシュートを打つ順番を逆にしている。鬼道の提案で、ヒロトのスピードに威力を合わせることにしたのだ。スピードを威力に合わせるには、威力を少し弱めなくてはいけないからだ。

 「はぁぁああ!」
 
 前に出たヒロトは右足に力をこめると、勢いよく、ボールをけりだした。
 「うぉぉおお!」
 
 そのボールに豪炎寺は即効で近づき、身体に炎をまとい、一気にボールに力を加える。流星と炎をまとったそのボールはゴールに居る円堂向かって直線に突っ込んでく。

 「イジゲン・ザ・ハンド!」

 円堂は技の出すタイミングを誤らない。ボールはポスト上空にいき、ゴールの後ろに消えていった。

 「いいぞ!豪炎寺、ヒロト!」

 円堂は笑顔でいう。

 「まだまだ完成には遠いが・・」
 「確実に進歩はしていってるよね」
 「よしっ次だ」
 「ああ」

 二人は再び走り出す。
 
 その3人の反対のゴールに居るのは、立向居と染岡と風丸それに鬼道だった。

 「吹雪がいねぇとこの技は完成できないんだぞ。」
 「そうですね・・」
 「とにかく、吹雪が居ない以上どうにもならない。風丸に代わりをやってもらおう。スピードなら風丸も同じだしな」

 その様子を不動はリフティングをしながらずっと伺っている。