二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.159 )
日時: 2011/03/10 15:39
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

『21』

 「いっただきま〜す!」

 壁山は言ったと同時に料理にかぶりつく。

 「そんなにあわてなくても・・・」

 そんな壁山をみる冬花が苦笑いだ。
 今イナズマメンバーが練習を終え、夕食に入っている。
 一方、風丸、染岡、円堂、鬼道は夕食を食べながらではあるが、話をしている。

 「秋たち見つけただろうか?」
 
 円堂はいつにない真剣な表情だ。

 「まだ帰ってきていないのか?」
 「まだみたいだな」

 風丸が言い終わるか終わらないぐらいで、秋が食堂の扉を開け、入ってきた。

 「秋!」

 円堂たちは立ち上がり、秋のほうへ向かう。春奈も続いて入ってきたが、その後ろには誰も居なかった。

 「吹雪は・・?」

 円堂の問いに秋は黙って首を振るばかりだった。

 「そうか・・」

 円堂は少し落胆の声を出す。いつのまにか食堂は静まり返っていた。

 「エントラスエリアとか近くもエリアも探したけど、いなくて・・」

 秋はいうと続いて音無もいう。

 「エントラスエリアで人に聞いたんですが・・・」


 〜回想〜

 音無はエントラスエリアにいる人に尋ねる。

 『すいません、このあたりでイナズマジャパンの吹雪士郎・・ええと、白銀の髪の中学生みませんでしたか?』

 するとそのひとは少しう〜んと考えてから思い出したようにいった。

 『イナズマジャパンのジャージ着てた子なら、いたよ。3時間ぐらい前に。』

 『3時間前・・・』

 時計をみると約4時。3時間前は円堂たちがアメザントと勝負していたという時間帯。

 『その子、他の子と一緒だったよ。なんか服が赤と白と黒も国旗の国旗みたいなジャージ着た、青緑も髪の子。』

 〜回想終了〜

 
 「赤と白と黒。エジプトの選手とみて間違いないな。」
 「じゃあエジプトの奴らに・・・?」

 鬼道も風丸もわからない様子だ。

 「わからない・・なんで吹雪は帰ってこないんだ?」