二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.217 )
日時: 2011/03/30 18:15
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)


『35』


 『さあ、試合再開です。イナズマジャパン追いつくことができるか?』


 ピィィィーー!

  
 「まずは一点、ヒロト」
 「よしっ虎丸くん!」

 豪炎寺はヒロトにパスを送り、さらにヒロトが虎丸にパスを送る。

 「はいっ染岡さ・・」
 「遅いんだよ!」

 ミッドは虎丸を囲うように立つと、足先でボールを奪っていった。

 「くっ、させるかぁ!」

 虎丸は体の向きを変えると、ミッドにスライディングをする。

 「リブス!」

 ミッドはかかとでリブスにパスを送ると、リブスと並んでスフィンが走ってくる。

 「いくぞ!スフィン!」
 「ああ、もう一点いただきだ!」

 足のリズムを合わせながら、ゴールへと突っ走っていく。

 「好きにはさせないっ!」

 佐久間もはやく、染岡と佐久間は二人の前に立つ。
 どっちにもいけない状況にリブスはパスを出す。

 「お前、勝負したのを忘れたのか?」
 「え?」
 「ミッド!」

 そう、染岡にいうと、片足でボールを横に蹴る。
 そこにはミッドが走りこんでいる。
 気づいたときには佐久間と染岡の前にはスフィンしか残っていなかった。

 「あのふたり連携シュートを打つ気だ!勝負したときのあいつらだ!」

 染岡は後ろを振り返ると叫ぶ。

 「気づくのが遅いな!」

 『おっとリブス二人を抜き去りました!』

 その時点でぐっと身構えたのはDFの3人。

 「今度こそっ」

 壁山はリブスの前にいくと、技を出す。

 「ザ・マウン・・」
 「おらぁぁあ!」

 リブスは壁山を踏み台にすると、合わせてジャンプしていたミッドと同時に蹴りだす。

 「ヘル・パ・ヘルド!!」

 朱鷺の影をかたどったようなイメージがボールの背景に現れ、高速で突っ込む。

 『アメザントまたしてもシュートです』


 「今度こそ!しん・・・」
 「俺だって!せんぷ・・」

 二人はシュートに向かって同時に技を発動する。

 「ぐわぁぁ!」

 シュートに押されていく。
 技は失敗だ。

 二人を巻き込んだまま、ゴールに入っていく。

 「!!」

 円堂が気づいたときには、二人を巻き込んだシュートを円堂までも巻き込み、ネットに突き刺さった。


 『ゴール!!アメザント2点目です。』