二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.249 )
日時: 2011/04/10 17:53
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)
参照: http://FFIが終わったら旧メンバーで小説は続けられるのか?


『42』 


 暫くの沈黙の間雨が二人に降り注ぐ。まったく勢いは収まる気配を見せない。

 「7点も入れられたってのにまだやんの?」
 「まだだ。まだ試合は終わってない。」

 アイラはわからないといった風に肩をすくめる。
 それからきっと円堂をにらむと円堂は威圧にひるむ。

 「なら、ぜいぜいがんばるんだな!」

 アイラは半歩下がり、シュートの体制にはいる。円堂にはまた姿が見えなくなった。


 「レザント・ストリューマ!!」

 アイラのシュートを呼ぶ声が聞こえ、衝撃音と雷鳴が同時に円堂の耳を抜けていく。

 水煙からすさましいシュートが円堂も正面に襲ってくる。

 「くっイジゲン・ザ・ハンドォ!!」

 右手を地面にたたきつけ、エネルギーの壁を作る。

 「ぐっ」

 だが、そのシュートは軽くその中に入ってくる。

 「くっそお!!」

 円堂はとっさに繰り出したのは使っていないもう一つの手、左手だった。
 左手を回転させるとエネルギーを突き破ったシュートに向けてはなった。

 「ぐわっ」

 左手はシュートにわずかにかすり、ゴールに刺さった。

 ドシュッ

 「なにっ!」

 アイラは着地すると、顔をゆがめた。シュートの威力は下がってわずかなネット音をしてゴールに入ったのだ。その屈辱の顔だった。

 


 


 「吹雪くん大丈夫?」

 木野は吹雪のそばへ寄る。

 「どうしたんです・・」

 ピッシャン ドオオオン!

 「うああああ!!はぁ はぁ」

 音無の声をさえぎるように雷鳴が轟き、吹雪が叫ぶ。体が細かく震えている。

 「ふん、雷が苦手なんてこの少年にかわいそうなことをしたもんんだな、アイラも」

 スフィンはそういうとグラウンドを見つめた。

 「いったいどうしたんです?」

 めがねがなお、同じ質問をしたとき、またも、風が雨が弱まっていた。

 「まさか、また点が・・・」
 「どうやらそうらしいぜ」

 めがねにスフィンは答える。

 『ゴールです!アメザントこれで8点めです。』