二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.252 )
日時: 2011/04/12 18:06
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)
参照: http://FFIが終わったら旧メンバーで小説は続けられるのか?

『44』



 『イナズマジャパンけが人多数で10人で試合するもようです。後半が始まってからまだ、5分しかたっておりません。』

 ピィィィーー!!


 吹雪はホイッスルのなる音にビクッとした。
 足が手が震えていた。


 『おっとまた嵐がこれは必殺技なのでしょうかね』


 ピッシャン ドオオオン!!  ザアアアア


 「うあああ!!はぁっはぁっ」

 この音だ。この音が僕の心の傷をえぐっていく。
 
 なくなりはしない傷跡にまるでメスを突き立てるように。

 
 「吹雪くん!!」
  
 木野は吹雪の名を呼ぶ。

 「思い出させないで・・」
 「え?」
 「あの日の出来事を思い出させないで・・!!」

 ピッシャン ドオオオン

 「うああああ!!はぁっはぁっはぁっ」



 あの日の出来事が鮮明によみがえってくる。
 


 『きゃああああ!!』



 あの母の悲鳴。



 車の中から見えたあの白い物体。




 大きな音と共に車に降り注いできた。


 一瞬で皆奪っていった。



 真っ白な世界にして、僕を一人にした。




 あの音だ・・!!

 

 いやだ!

 いやだ!

 
 ここから居なくなりたい・・!!



 消えてしまいたい!!





 「しっかりしろ!!」



 むりやり顔を上げさせられたのがわかった。あの時は豪炎寺くんだった。
 だが今回目の前には飛鷹の顔があった。