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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.268 )
- 日時: 2011/05/01 18:37
- 名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)
『47』 仲間割れ
「円堂!」
「キャプテン!」
一度ベンチに戻った彼らは円堂に喜びの声をかける。
「ついに止めたな」
豪炎寺も円堂に笑いかける。
「ああ!ここから流れを変えていこうぜ!」
円堂の声に皆の気合の声が上がった。
「シュートが止められたのか?」
「でも完全じゃないんだろう?」
「なあ、アイラ?」
ベンチに座っているアイラは静かに答えた。
「ああ、シュートは止められた。フォーメーションを3に変えろ。俺は出ない」
その言葉にキッドたちはざわつく。
「だが、そのシュートに限界はないはずだぞ?」
「どうして・・まだあのフォーメーションでも・・」
「アメザント、もうそろそろコートに戻ってください」
キッドの言葉は審判によってさえぎられる。
「ほら、出番だとよ。いけよ」
リブスはメンバーにいう。
「フォーメンションを1に戻す。アイラは入れない。さあコートへ入れ」
そういいながらリブスはベンチから動こうとしないアイラをにらむ。その様子をちらちらとメンバーは伺いながらコートに入っていく。
リブスはアイラの胸倉をつかみにらみながらアイラに言う。
「キャプテンはこの俺だ。勝手な行動は許さない。」
リブスは手を離すとコートのほうへ歩いていく。
そして捨て台詞のようにアイラに言った。
「今度は俺たちで勝ってやる。お前など要らない」
リブスはコートの中へ走っていった。
その背中を見送りながら薄笑いをアイラは浮かべる。
「ふん、勝手にしろ」
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