二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.52 )
日時: 2011/02/17 19:34
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)


 『15』
 
 ドサッ
 「う・・・・・」
 吹雪は誰かに落され、気がついた。頭がくらくらする。後頭部を手で触れると、痛みが走った。
 「っ・・・・」
 痛さにこえをもらす。その声が響いていることに気づいた。あたりは真っ暗だった。壁も天井の床もみえない。闇がどこまでも続いている。
 「ここは・・一体・・・。どうして・・」
 つぶやくごとに言葉が頭に響き、頭痛がする。そんな頭を抱え、吹雪はゆっくり考え始めた。たしか、藍羅と別れたあと、あとをつけられていて、路地に入ったら、後ろから殴られて・・・
 はっとして後ろを振り返った。誰かが居る気配を感じたからだ。後ろにも同様、闇が続いている。
 床を頼りに歩いてゆくと、柱に触れた。隣にも柱がある。その隣にも・・柱はどこまでも続き、また、上にも続いていた。
 閉じ込められている!?