二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.62 )
日時: 2011/02/19 17:24
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)


 『16』

 「吹雪と一緒に出かけたんじゃないのか?」

 円堂に問う。他のメンバーも集まってくる。

 「それが・・勝負するときにはもう居なくて・・・。」

 風丸は鬼道にいい、鬼道は再び質問をかえす。

 「吹雪はほとんど、練習に遅れないからな。練習にこないなんて何かあったんじゃないか?」
 「わからない・・・俺、探しにいってくる」
 「そうだな、いこう」
 
 円堂達はグラウンドを出ようとします。が、そこに久遠監督が宿舎から出て来、円堂達をとめる。

 「練習に戻れ。明後日に練習試合がある。1人にかまうな、続けろ」

 その言葉に染岡はつかつかと久遠に歩み寄って、激怒する。

 「1人って・・吹雪はイナズマジャパンのメンバーじゃねぇか!」
 
 染岡の怒鳴り声で何事かと木野たちも宿舎からでてくる。

 「そうです。監督。もしかしたら吹雪になにかあったのかもしれないんですよ?」

 鬼道も久遠にいうのにつれて、皆久遠に反発する姿勢を見せる。黙ってその光景を見た久遠は威圧するように述べた。

 「私に従えないのなら、全員メンバーからはずす。いやなら、練習に戻れ!」

 うっと一同は言葉をなくし、静まり返る。久遠はメンバーをゆっくり見回す。

 「練習に戻れ。指揮は鬼道に任す」

そういい残し、背を向け、木野たちの横を通り、宿舎の中へはいっていった。木野たちはグラウンドにかけていく。

 「どうしたの?みんな」

 木野は円堂に問いかける。隣にいた風丸がいう。

 「吹雪が見当たらないんだ。練習が始まってるのに。だから探しにいこうと・・」
 「なのに・・」

 染岡の肩は怒りに震えています。

 「染岡君・・」

 木野はつぶやく。

 「円堂くん、私達が探してくるよ」
 「そうですね行きましょう木野先輩」
 「秋、音無・・頼むぞ」

 円堂は言うと、冬花もいいます。
 「メガネさんと私で、食事の準備します。こっちは任せてください」
 「ぼくもですか〜?」
 「冬花さん、よろしくお願いします」

 音無はそういうと木野と一緒に道路にかけていった。
 その様子を見送ると円堂はこぶしをぐっと握る。

 「よしっ!特訓だ!」