二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 闇染まり ( No.8 )
日時: 2011/02/01 07:23
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)


『5』

 「決勝に向けてもそうだが、練習試合にむけて必殺技をいくつか作ろうと思う。」

 午後のグラウンド。みんなも前で指揮をとっているのは鬼道だ。

 「最初にヒロトと豪炎寺。」
 
 鬼道は二人のほうに向く。

 「二人に連携をやってもらおうと思う。豪炎寺の威力をあわせば、強力な技になる。ヒロトはスピードもあるし、速攻にも使えるからな。」

 「そうだな。やってみようよ」
 「ああ。」

 ヒロトたちはうなずく。

 「次に・・・・・

 鬼道の説明は続く。吹雪はグラウンドをぼんやりと眺めていた。

 「!!」

 吹雪はグラウンドの向こう側から覗いている人影が見えた。
 だが、皆、説明に集中していたのか、誰も気づいた様子が無い。その人影はまだいる。

 「誰だろう・・・」

 つぶやきが聞こえたかのように人影は塀の影へと消えていった。