二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュラララ!! とある非日常と少年二人 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/30 13:17
- 名前: 五十嵐 ◆geiwiq3Neg (ID: ADUOsQyB)
- 参照: 椎羅⇔五十嵐
プロローグ
「…ぅおーい、みやっち!」
とある高校のとあるクラス。
窓側二番目の席、気持ち良さそうな寝息を立てて深い眠りについている少年がいた。
その少年の後ろの少年は、先生に見えぬ角度で彼を起こそうと試みるが、少年は一向に起きそうにない。
そんな少年の姿に、後ろの席の少年は呆れて溜息をつく。
そしてもう起こす事はしないだろうと思った瞬間——————
「早ォ起きろコラ雅!(棒読み)」
———ドスッ
と、効果音が聞こえる勢いで三角定規を寝ている少年…雅に突き刺した!
その衝撃に悲鳴を上げて飛び起きた雅は、なんとか起きる事ができたが
少年ら二人は先生にこっぴどく怒られ廊下に立たされたのは言うまでも無い。
「…そろそろ抜け出す頃合い、かな」
…だが、あくまでそれは少年達の計算内で。
廊下に立たされた二人は、そろりと長い廊下を右へと走る。
「ふう、上手く外に出してもらえました訳で…早速授業ドタキャンandボイコットしましょうです、ハイ」
「利用拒否運動って…。まぁ細かい突っ込みは入れないとして、智弥…普通定規を本気で人に刺すか?」
智弥と呼ばれた少年はケタケタ笑いながら雅にそう言うが、
それとは対称的に苦笑を浮かべる雅の背中は若干血が滲み…というか少々流血気味だ。
「ふう…まぁいいか。今から楽しいお遊戯の時間だ」
「いぇいっ!!ようやく僕達の時間ですますハイ、テンション上がってきたぁぁぁぁッ!」
しかし、それでもなお智弥も雅も楽しげだった。
「…始めるか。池袋に強いアクセントをつけに、ね」
「はいですねー♪池袋の人たちの快進撃を楽しみましょうです。
Exciting な Story arc に ご期待あれ!キラッ☆」
…今から始まる出来事は、彼等にとって人生最大の楽しみの幕開けだったのだから。
しかしそれは、池袋にとっては脅威の始まりでしかなかった——