二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシと魔法のお店 【らぶこむ魔法学校だより】 ( No.23 )
日時: 2011/02/15 17:34
名前: きぃな ◆a7BqZrzqxY (ID: s7P63baJ)


女の子は笑顔を取り戻す。

(かわいい…)

三人はそろって女の子の第一印象を目の当たりにした。
沈黙が続き、それを破ったのは、

「あ!彼女大人しくなりましたね!」

校長であった。微笑んでいる彼の横で、

「…って、こらぁ!!お前ら何学校抜け出してココにいるんだぁー!」

鬼のテツが怒鳴る。
三人は観念して目をつむって謝り続ける。
その横で女の子は三人を見て面白そうに微笑んだ。

「まぁまぁ、とりあえず彼女を皆に…」

「あ、ハイ」

校長、テツが先頭に六人は学校へのこのこ歩いた。

さっきからハバナが彼女をガン見。
引きつりながら空を見る女の子。

「あ、そういえば君の名前さきに聞いていいかい?」

イナバがニコニコして問いかける。
それにホッとして彼女は、

「うん。あたしは梨夢ってゆーの!じゃぁ皆は?」

イナバ、TV20Cが自己紹介を終える。

「おぉい!ハバナぁ!生きてるピガ??」

TV20Cがハバナの背中を思いっきり押す。
「うわぁ!」と叫びながら転んだ。

「へぇ〜、あなたはハバナってゆーんだぁ。よろしく♪」

梨夢のプリンセススマイル。ハバナは一気に顔を赤くする。

「あ、お…おぅ」

ぎこちない返事に男子二人はニヤニヤし始めた。



「お、梨夢ちょっといいか?」

テツは梨夢に手招きをする。
梨夢は速足でテツと校長のそばにかけよった。

〜男子の恋バナ開始だった。
基本ヒソヒソで会話は繰り広げられた。

「梨夢、可愛いのさ」

「ガピガピ(←ウンウン)」

さっそくハバナをいじめだす二人。

「だ、だから〜?」

余計にまっかになってぎこちなくなる。
「好き」丸見え状態だった。

「一目惚れかぁ。僕は絶対ないガピ」

「僕もさ。一目惚れって何か心配」

胸の内を語りながらニヤニヤしてハバナをみる。

「ま、まぁ、人それぞれである」

照れながら自慢げに言う。ハバナ。

「マジでーー?!好きなのかい?!」

イナバが大声をだす。
TV20Cがイナバの背中を蹴る。

「うるさい!一応僕らはハバナのよき親友だろ?応援しなくちゃな」

ああ〜。と言う顔でイナバはうなずく。
それにハバナは感動する。

「ありがとなあー!」

「「静かにぃー!」」

二人の声のほうが大きかった。
先頭にいた梨夢が「?」と首をかしげて三人を見ていた。