二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシと魔法のお店 【らぶこむ魔法学校だより】 ( No.33 )
日時: 2011/02/23 17:38
名前: きぃな ◆a7BqZrzqxY (ID: s7P63baJ)

「——では、授業の用意をしてください」

校長先生は教卓を離れ、まっすぐ梨夢に向かって歩き、

「梨夢くん、このプリントを帰ったら見てくださいね」

と一言いい、プリントを手渡しして教室を出て行った。

ガラッ

これは、「よーい ドン」の「ドン」に値する。この音を聞いた瞬間、クラスメイト全員の視線は梨夢に向いた。

「梨夢ちゃーん!!」

「質問たーいむ!!」

全員が梨夢の近くに駆け寄った。

「えええ?!」

こんな経験は初めて!な梨夢は困惑を隠せない。
クラスメイトの中の一人、ホイップは素早い行動を見せる。

「私の連絡先ですの!ここにも“携帯”って呼ばれる機械があるのですわ!」

「え?コレ…」

ホイップは「授業中に書きました」的な連絡先メモを机に置いた。
登録してね♪ という事だった。

「あ、ありがとねッ」

さっそく女子の友達ができた喜びで笑顔をみせる。

「あ!ホイップの野郎ズルいぞぉ!」
「んぢゃ俺も!」
「僕も!」
「あたしだって!」

全員は自分の席に戻って自分の連絡先を書いて、梨夢に渡した。

「あ…マジで?!」

気付けば梨夢の机は皆のメモでいっぱいだった。

そのあとすぐにチャイムがなり、みんなが席に着いたため、
質問タイムはあしたに繰り越し…となった。


梨夢目線

やっぱ魔法学校。違うなぁ…
国語とか数学とか理科、社会、英語がない。
ここの科目は、魔法語と魔法とおまじない、お店について…らしい。
お店って将来に役立てる…家庭科的な?!

今は、魔法語の授業で…担当はリカルド先生…と言うらしい。
わけのわからない 絵 で授業が進められている。

というか…

わぁ…
めっちゃもらっちゃった。連絡先…
てか、人間界の携帯じゃ無理だろうから買わなくちゃなぁ…
金〜!!

すごいなぁ…
皆のメモを見る…と、

瑠雄

漢字の名前が一人…

「…んー」

瑠璃の瑠…ル
雄…オス

ルオス?!
ん?!違う?

隣のTV20Cに手紙で聞くことにした。

---

りむ★ねぇ、瑠雄くんってどう読むの?ルオスなの??

---

ポイッとTV20Cの机に投げる。

「ブッ!!」

TV20が噴き出し始めた。
皆の視線は彼に向いた。ああ、ごめんねぇ…
もちろんリカルド先生は気づいて、

「何がおかしいのかね?!TV20Cくん」