二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシと魔法のお店 【らぶこむ魔法学校だより】 ( No.45 )
- 日時: 2011/02/27 11:13
- 名前: きぃな ◆a7BqZrzqxY (ID: s7P63baJ)
第四話 ←王様に呼ばれます。やっと。
梨夢目線
イナバがあたしの手を取った。
念のためバッグを持って。貴重品入ってますから。
…。
「ねぇ、ココは?」
「見ればわかるのさ♪商店街さぁ〜」
確かに…あたりを見渡せば店、店、店!
どんなのが売ってんだろう!何気ワクワクしてた。
「今日ママからしおくりあったからそれで服買ってやるよ」
「マジで?嬉しいなッ」
…と、立ち止まった店を見上げると、「スマイルビビ」と書いてあった。
「入るのさ」
「あ、うん」
イナバがドアを開ける。どうしていいか分からず止まっていると、「ホラ」って片手で「店に入れ」とジェスチャー。
これはどこでも共通なレディーファーストだぁ…
店にはいると、生き物のようで生き物でない?いや、生き物ってゆう店員さんがこちらに向かってきた。
「あっれ〜?イナバくん、この子新入りぃ〜ってカンジ??」
「あ、そうなのさ。梨夢っいいます」
二人が会話しているのをよそに服に飛びつく。
いろんな服があった。
人間界のも可愛いけどここの世界の奴もかわいい…
これからの生活にそなえて色々買わなきゃ…
まずは、可愛いパーカー、可愛い、かっこいいスカート…んでセーターにニット…んでパジャマ。もろもろ…
「イナバ♪」
超ご機嫌のあたしはほしいもの全部買い物かごに入れてイナバに渡した。
イナバをこの量を見て、「うわぉ」って顔。
「また来ちゃってねぇ〜!梨夢ちゃぁん」
ビビさんは最後まで超ごきげん。すごいな。
店を出ると、イナバがショッピング袋を持ってくれた。
「そういえば、梨夢って人間界用の携帯持ってる?」
「うん」
携帯は…ね。
「この世界では通用しないぞ。携帯替えに行くぞ」
「うん!」
携帯ショップ(実際にはありません)…
「わぁ!!超かわいいね」
一目ぼれしたメタリックピンクの携帯にした。…といっても元の携帯がこの色だったからね(笑
店を出て新しい携帯をいじる。機能はほぼ一緒。でもデザイン可愛い!
イナバも携帯を取り出した。
イナバはメタリックブルー。イナバは携帯をこっちに近づけた。
「赤外線」
ん?イナバ?暑いのかな。今見るから冬ですけど…
「あ、うん」
まぁいいや。
イナバと赤外線して、学校の前のベンチに座る。
あ、みんなの連絡先帰ったらやんなくちゃ。がんばんべ♪
突然イナバの携帯が鳴った。
「もしもしTV20C終わったのかい?…ふーん。了解」
携帯を素早く閉じてバッグにしまう。
「行こうか。修羅場終わったそうだよ」
「そっか!今日はありがとぉ」
学校に入って階段を上ってる最中に、校長先生があたしを呼び止める。
「イナバ先行ってて」
「ん〜」
あたしは校長先生の元に駆け寄る。
「あとで、寮に戻ってテツさんに会ってください。大事な話がありますから」
「寮?」
実は、あたしは混乱してて…学生寮にいたらしくって…
黙り込んでいると、
「道は地図をみてくださいね、でわ」
かなり強引な校長だな…
まぁいいや。教室に戻ろう。