二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第壱章 —突然の別れ— ( No.18 )
日時: 2011/02/13 15:12
名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)

第参話『沖縄—そして少年は降り立った—』



沖縄___
さんさんと太陽が帽子を被った豪炎寺を照りつける。
雷門に居た時とは大違い。季節は春なのにとても暑く、下手したら倒れてしまうかもしれない。
これなら冬でも暖かいのが分かる、と豪炎寺は一人納得していた。
フェリーから降りて、階段を下りようとしていた時、豪炎寺は思っていた。



最悪の事態になることを_____



「…その時はその時だ。」

一人呟くと豪炎寺は沖縄へと降り立った。

「豪炎寺!」

後ろから元気な声が聞こえ、振り返る。
鬼瓦だ。
そしてそれと同時に何かが投げられた。

「…これは?」
「パーカーだ。お前が此処にいたことがばれたら、円堂達と二度とサッカーが出来なくなってしまうかもしれない。
 いいか?あいつ以外には絶対に姿を見せるんじゃないぞ!」

「もう見られている気がするが。」と思った。
春なので、沖縄に来る人は殆どいない。
今日はたまたま誰もいなかった。それだけでラッキーだ。



誰も沖縄に豪炎寺が来たという事が知らされないのだから。



「気をつけるんだぞ!」

エイリア学園の調査の為、鬼瓦刑事は豪炎寺と別れた。
豪炎寺は優しく手を振った。
























「さて、何処にいるんだろうか…」

オレンジ色のパーカーを着た豪炎寺はフードで顔が見えなかった。
豪炎寺が探しているのは『土方雷電』という人物だ。

「とりあえず、ぶらぶら歩いて行けばいいか。」

と、豪炎寺は歩き始めた。



















自らの運命が大きく変わることを知らずに_____