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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第弐章 —燃え盛る炎と完璧なる氷と— ( No.34 )
- 日時: 2011/02/06 18:48
- 名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)
第六話『絶望—そして少年は消え逝くのか?—』
「豪炎寺、どうした?」
土方の言葉でハッと我に戻る。
「…何でも無い…」
小さき炎と凍て続ける氷の差で、
彼は、
全てに、
勝てないと、
いや、
戦うことさえも
出来ないと思った_____
「夕飯、良いのか?」
「…要らない…」
「でも、それじゃあ「悪い、今日は食う気じゃないんだ。」
土方の言葉に、小さく、それでも力強い声が遮った。
「…そうか。気が向いたら何時でも言えよ!」
外。
フードを取って、顔を出した。
辺り一面は星に囲まれ、絶景だ。
だが、そんな綺麗な景色の筈なのに、豪炎寺の顔は冴えなかった。
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