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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第弐章 —燃え盛る炎と完璧なる氷と— ( No.38 )
- 日時: 2011/02/10 20:08
- 名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)
- 参照: 今のイナイレのEDの最後ってあれ絶対豪円の証拠だよね
第八話『真紅—そして少年は消え去った—』
彼の目に生気は無かった。
目の前にあるのは、
"絶望"と、
"死"のみ。
少年が死を迎えようとした時_____
「何をしてるんだ、豪炎寺!!!」
何処からか、声をした。
振り返ると、其処に居たのは—————
"土方雷電"だった。
「土方…?何で起きてるんだ「んなこたぁどうでもいい!お前、何持ってんだよ?!」
「見て分からないのか?包丁だよ。
土方、短い間だったがありがとな。だが、俺はこれ以上みんなに迷惑をかける訳にはいかないんだ…」
「誰も迷惑なんて言ってねぇじゃねぇか!」
「…お前は、な…」
「…?!」
豪炎寺はゆっくりと刃を胸に突きつける。
「おい、やめろ!豪炎寺ィ!!」
幾ら土方が必死に説得しても、豪炎寺は聞く耳を持たなかった。
「土方。」
「なっ、何だよ…?」
「俺には、もうこの道しか残されていないんだ」
炎は
一瞬にして
緋色に
紅蓮に
染まり尽くした。
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