二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第弐章 —燃え盛る炎と完璧なる氷と— ( No.47 )
日時: 2011/02/12 14:02
名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)

第壱拾壱話『希望—そして少年は道を歩んだ—』



次の日。

「土方」
「如何した?」
「…分かった…いや、思い出したよ。大切なものを」
「そうか!それなら良かった良かった!」

土方は何時ものように、まるで昨日のことを忘れたかのように笑った。
豪炎寺も、小さく、そして優しく微笑んだ。

「で、如何すんだ?このまま引き下がるつもりか?」
「俺はもう決めたんだ。俺は皆の為に強くなる、と。」

彼の眼は真剣だった。
その眼と言葉を聞くと、土方は安心したようだ。

















一人、裏にある道を歩んで、海に辿り着いた。

「(しかし、強くなるのは如何すればいいものか…)」

悩む豪炎寺。そんな彼は一つの者を見た途端、思考を止めた。

「あれは…
































     タイヤ?」