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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第弐章 —燃え盛る炎と完璧なる氷と— ( No.58 )
- 日時: 2011/02/12 20:42
- 名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
- 参照: まさかの50レス突破…だと?
第壱拾参話『強化—そして少年は歩み出す—』
紐を受け取った豪炎寺は海岸に戻ると、まず自分が居る場所よりも数十m?先にあるところに線をつけた。
戻ると、先程と同じように線をつける。
次に紐をタイヤに巻き付けた。
余った紐の長さは少し長め。その長さを利用して豪炎寺は、自分の腰に巻き付けた。
「これでよしっと。」
そう言うと豪炎寺は走る構えをした。
そして…
「用意…始めっ!」
数十m先にあるゴールに向かって走り出した。
本当なら、ストップウォッチが必要なのだが一人で出来る筈がない。
かといって、土方に迷惑をかける訳にもいかない。だから一人で特訓しているのだ。
「ハァ…ハァ…」
走り切ったが、息が切れている。
それほどタイヤが重いのだ。
「…まだ…だ…」
しかし、彼は決して諦めようとはしなかった。
俺は決めたんだ。
決して諦めないと。
仲間を信じると。
皆の為に強くなる。
そして、
帰ってくると。
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