二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第弐章 —燃え盛る炎と完璧なる氷と— ( No.65 )
日時: 2011/02/23 19:00
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
参照: 明日からテスト週間なので1週間程度更新できません

第壱拾七話『走破—そして少年は風となる—』



あれから数日。
未だにタイヤでの特訓続き。
今日も海岸で特訓していると…

「よっ」
「っ?! 土方?!」
「やっぱりな。通りで前から食欲旺盛だった訳だ」
「…何のことかな」

照れながらも、返事をする(=ツンデレモード)。

「俺も手伝うぜ!」
「は?一体何を「ストップウォッチ持ってくるなー!」…ハァ…」

余りの勝手っぷり思わず溜息をついてしまった。




















「よし、紐を解いてあの線まで走るんだ!」
「…誰でも分かるぞ、そんなこと…」
「まあそんな事言わずに!」

何処か円堂と似ているな、と豪炎寺は感じた。




「準備できたかー?」

ゴールに居る土方が大きな声で呼びかける。

「あぁ。」

それにつられて返事をする。

「用意… ドンッ!」
「(初っ端から幼稚だなオイ!)」

心の中でツッコミしつつも、走り出した。
























「俺は…負けないっ!!!」

























「?!」
「タイム…どうだ?」
「………」
「…土方?」
「豪炎寺…

















     お前、めっちゃ早いぞ!どうしてそんなに早いんだ?!」
「!」

タイムを見ると、以前体力テストした時よりも遥かに超えている。
基礎体力がとても上がったのだ。
土方ははしゃぎまくりである。
豪炎寺も、その結果に満足している様だ。

「ところで、必殺技の特訓はしたのか?」

はしゃいでいた土方からの冷静で、唐突な質問で少々戸惑ったが、すぐに立て直し首を横に振った。

「なんでやらねぇんだよ?」
「今はあいつ等の追いつく位のスピードが必要だ。だから…」
「た、確かにそう言われりゃ…」
「大丈夫だ、タイムも上がったことだし…
 実際、今日からやろうと思ってたんだ。」
「じゃ、シャワーで身体洗ってから特訓再開だな!」
「あぁ」

豪炎寺と土方は太陽の様に輝き、笑った。