二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

序章—別れはあの時始まった— ( No.7 )
日時: 2011/02/13 13:35
名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)

第零話『友情—そして稲妻の友情は輝きだす—』



夕暮れの鉄塔広場___
そこに一人の少年が居た。
彼の名前は『円堂守』
雷門中サッカー部のキャプテンである。
雷門中は、地区大会、全国大会共に優勝した名門校。
しかし、必ず名門校になったきっかけがある。
最初から名門校になれる筈が無いからだ。
そのきっかけを創ったのが円堂守。
だが、創ったのは一人ではなく二人だった。

その少年の名前は___










「やってるな、円堂。」
「あ、豪炎寺!」

『豪炎寺修也』である。

「どうして此処に?」
「お前が言ってきたんだろ?」
「…あ」

円堂は「ゴメン」と笑いながら言った。















「豪炎寺を外すって瞳子監督が言った時、俺、どういう意味かさっぱり分からなかった。
 でも、お前の目を見ると何か理由があるんじゃないかって分かったんだ。」
「流石、円堂だな。」
「そうか?」

何気に、嬉しかったようだ。

「あの言葉があったから、俺はこのチームに帰ることが出来た。
 あの言葉があったから、俺は強くなれた。

























 皆に、逢いたいから___」





綺麗な夕陽が、二人を染めた。