二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第弐章 —燃え盛る炎と完璧なる氷と— ( No.70 )
日時: 2011/02/23 18:56
名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
参照: 明日からテスト週間なので1週間程度更新できません

第壱拾九話『炎景—そして少年は夕陽に染まる—』



「と、とりあえず今でもファイアトルネードが強いことは分かった。
 で、新技だが…」
「…もう少し、回転を速くするか?」
「そうだな。思いついたらすぐ実行だっ!」
「あぁ。」










「準備できたぜー!」

準備、と言っても何もしていない。
あくまで新技を生み出すものなので準備はしないのだ。

「行くぞ…!」

まずは先程言った通り、回転が速いファイアトルネードを撃つ。

「うっ…」

シュートは撃てたものの、威力はすぐに落ちてしまった。

「どうした?」
「いや、何でも無い…」
「回転を速くしたら威力が落ちた、か…」
「もっと速くすれば… うぐっ」

突然、豪炎寺は膝を地面に着いた。

「もしかして、回転を速くしたせいで身体に負担がかかってしまったのか?!」
「恐らく…な」

身体全体に負担がかかってしまったせいで今日はもう出来ないようだ。

「(ちょっと無理し過ぎたか…?)」
「なあに、焦ることはないさ! まだ時間はある筈だ、ゆっくりやっていこうぜ!」

土方に励まされたおかげか、豪炎寺に笑顔が戻った。












帰り際、壮大なる夕陽が一人の少年を紅蓮に染めた_____