二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第壱章 —突然の別れ— ( No.9 )
日時: 2011/02/13 13:41
名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)

第壱話『決別—そして彼等と別れた—』



現在から数か月前のこと。

キャプテンの円堂守率いる『雷門イレブン』は、全国大会からの帰りに雷門中学校が襲われた。
襲撃した彼らは『星の使徒 エイリア学園』と名乗り、円堂達に驚異的な差を見せつけた。
サッカーを"破壊の道具"として扱うエイリア学園を止める為、新たな監督"吉良瞳子"と共に仲間を探す旅に出かけた。

そして、奈良でエイリア学園のチームの一つ『ジェミニストーム』と試合。
そこで異変が起きた。



雷門中のエースストライカーである豪炎寺修也がシュートを外したのだ。



豪炎寺の異変に気付いた瞳子は雷門イレブンから外すと告げた。
普通なら抵抗する筈だが、豪炎寺は抵抗せずに去っていった。
しかし、去る直前に円堂は必死に説得した。
それでも豪炎寺は去ろうとした。



去るしか道が無かったから。



豪炎寺の目に浮かぶ涙を見た途端、円堂は"それ"がわかった。
そして、こんな状況で言うべきでは無い台詞を言った。いや、彼だからこそ言ったのであろう。










「絶対、帰ってこいよ!」















その日から、豪炎寺の姿を見た者は誰もいなかった。