二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピース【*ワノ国の恋事情*】 ( No.84 )
日時: 2011/04/17 17:17
名前: ジュリエッタ (ID: 3r6DhwLS)

第九話【苦しみの声】


マナミア「あっれぇ?どうしたのぉ?さっきまであんなに元気だっのにぃ♪」
クスクスと笑うマナミア。
朱雀とノエルとルフィは謎の生き物、『デヴォル』に苦戦していた。
スザク「っちくしょう!数が多すぎるんだよ!」
ノエル「文句言ったってしょうがねぇだろ!さっさと倒せ!」
ルフィ「ゴムゴムのぉ〜!『斧』!」
ノエル「【空気剣】エアソード!!」
ズザク「【槍鴎】!」
三人の攻撃で倒れるマナミア。
マナミア「もう・・・怒ったんだから!【恐怖音楽】シャドゥミュージック!!」
マナミアがリコーダーを吹き始めた。
ルフィ「なんだ!?」
【恐怖音楽】シャドゥミュージックは持っているリコーダーで、音楽を奏でる。
マナミアの「味方」には、寂しげな音楽に聞こえるが、「敵」には、その「敵」が一番嫌う声や音に聞こえる。
「敵」の能に直接音を届けるため、耳をふさいでも聞こえる。
あまりにも現実的なため、幻覚まで見えることもある。
——— 兄さん ———
ノエル「イアル・・・。イアルなのか?いるのか!?」
ノエルには行方不明の双子の弟と親の声が聞こえるらしい。
ノエル「父さん・・・?母さん・・・?イアル・・・?本当にいるのか?」
マナミア「あっはは♪スキがありすぎだよぉ♪面白いからしばらく放っておこうかなぁ♪」
マナミアは大笑いしている。
スザク「おい!ノエル!何してんだ!」
——— 朱雀 ———
スザクに聞こえた声。
それは、美しく透き通った女の人の声だった。
何度も朱雀を呼ぶ声。
その声はどことなく、鷲餡の声に似ていた。
スザク「なんで・・・・。ルイス・・・・。」
——— 朱雀。こっちよ。朱雀。 ———
スザク「お前はルイスじゃない!ルイスは・・・俺の知っているルイスは死んだんだ!」
朱雀はボウガンを構える。
——— 私を殺すの?あの時みたいに・・・。 ———
スザク「っ!!!」
朱雀の動きが止まった。
ルフィ「お前らどうしたんだよー?」
マナミア「あれ?キミは誰かの声が聞こえないの?」
ルフィ「あ?さっきからそこにシャンクスと、じいちゃんがいるよ。なーんでこんな場所に居るんだろうなー!まぁ会えたからいいや。」
ニシシと笑っているルフィ。
マナミア「その人達が出てくるって事は嫌な記憶があるんじゃないの!?」
ルフィ「んー?あるっちゃあるけどよぉ。そんなに嫌うもんでもねぇぞ?」
マナミア((何よ・・・!?恐怖がないの・・・!?))
ルフィ「それよりテメェ・・・。」
ルフィの顔付きが変わる。
ルフィ「さっきの変な笛・・・。アイツらになんかしたのか?」
マナミア「過去にあった嫌な記憶の声を聞かせているだけ!まぁそこの二人は幻覚も見えてるみたいだけどね!あの苦しみ用はきっとそうとうなんじゃない?あっははは!!」
森に響くのはマナミアの笑い声。
そして。
ノエル「ごめん・・・。俺がもっと強ければ・・・。助けられたのにっ・・・!!」
スザク「違う・・・。俺は・・・お前を殺してないっ!殺してなんか・・・・!!」
二人の苦しむ声だった。
ルフィ「おい!お前!」
マナミア「何よ?」
ルフィ「コイツら過去に何があったか。そんな事ァ俺だって知らねぇ。だけどなぁ。本当に苦しい記憶は、心に染み付いてるんだ。毎日毎日思い出して、苦しんでるんだよ。」
マナミア「だからなんだってのよ!私には関係ないもん!苦しむ?あはははっ!!最高じゃないの!マナミアの技で苦しんでくれるなら大歓迎よ!【鞭攻撃】ラッシュアタック!!」
マナミアの鞭がルフィに襲いかかる。
しかし。
ルフィ「お前みたいな奴が!軽々しく過去をもてあそんでいい訳ねぇだろ!」
マナミア「なっ!」
ビリビリと大気中を空気の振動が起きる。
マナミア「えっ!?ちょ、ちょっと!な、なんなのよ!」
アングが作った生きた兵器『デヴォル』次々に気絶してゆく。
ルフィ「ゴムゴムのぉ・・・・。」
マナミア「マ、マナミアが悪かったよ!謝るから見逃してっ!ね?」
ルフィ「仲間を傷付ける奴ァどんなにチビでもゆるさねぇ!!【銃乱打】ガドリング!!!」
マナミア「きゃぁぁぁぁぁ!!!」
ルフィ&ノエル&朱雀VSマナミア&デヴォル ルフィ勝利!!