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Re: ワンピース【*ワノ国の恋事情*】 ( No.94 )
日時: 2011/10/25 02:46
名前: ジュリエッタ (ID: 3r6DhwLS)

第十二話【血の海】


ルフィ「鷲餡-!!!どこだァ-!?」
森の中を走る無数の人々。
ノエル「おい!!馬鹿女!!」
スザク「お前、コロスぞ...。」
ノエル「うるせぇ、ロリコン。」
スザク「ふんっ黙れ小僧が!!ロリコン万歳じゃ!!」
ノエル「認めやがった!!」
スザク「ブラコンに言われたくないですぅ-。」
ノエル「キモいんだよ、おっさん!!」
スザク「おれはピチピチの24だボケ!!」
ロリコンvsブラコンの残念な口喧嘩が開始される。


- こっちだよ-!!! -


ルフィ「ん?鷲餡-!!」


- こっちだってば-!!-

ルフィ「どっちだよぉー??」
ルフィが取りあえず真っ直ぐと走る。
ジュアン「あ、ルフィ!!」
ルフィ「おぉ!!鷲餡、て....な、んだ、これ!?」
スザク「って、おわっ!!」
ノエル「鉄臭せェ...。」
思わず鼻を押さえるノエル。
鷲餡の手にはボロボロになったアングの姿があった。
スザク「お、お前...!!」
ジュアン「ん?あぁ、しんでないよ。」
ノエル「じゃあ、なんだこの血の海は....!!!」
ジュアン「あ-、なんかスケットみたいな人が来たからさ。切り刻んだだけだよ。」
鷲餡はなんの躊躇いのない涼しい顔で血の海の中心に立つ。
スザク「鷲餡!!なぜこんなことをしたんだ!!!」
ジュアン「だって、殺さないと私が死んじゃうもの。」


- あなたが私を殺したのよ、朱雀 -


スザク「ルイス、、、俺はお前を.....俺は....」
朱雀が鷲餡の肩を掴む。
ジュアン「兄さん??」
スザク「ルイス、すまない。それ以外の手段がなかったんだ。」
ジュアン「どうしたの?兄さん?」
スザク「すまない、俺がお前を殺した、殺したんだ。」
ジュアン「兄さん!!!」
鷲餡の声が大地に響く。
スザク「鷲、餡...。」
ジュアン「どうしたの?」
にっこりと笑う鷲餡。
ノエル「おい、そいつ、離してやれよ。」
ジュアン「え?あぁ、ちょっとまってね。」
鷲餡が自分の手をナイフで切る。
ジュアン「【紅の舞—歌碑無—】」
鷲餡の血が刀へと変化する。
ジュアン「さて、と。」
ルフィ「お前、何する気だ!?」
ジュアン「ん?何って止めを刺すんだよ?」
ルフィ「もういいだろ!!」
アング「ひゃ、ひゃ゛ひゃ...そいつァ、化け、ものだ、ぜ..ひゃひゃ、ひゃ・・・」
ジュアン「黙っててよ。」
アングの頭を踏みつぶす。
ルフィ「やめろ、鷲餡!!!」
ルフィが鷲餡の頬を殴る。
ジュアン「そう、やって....。」
鷲餡の顔色が変わった。
フラフラと歩き出すと、アングをルフィへ投げた。
ジュアン「みんな、私を叩くんだ....、私が悪いの?ねぇ、私が。」
スザク「ヤベッ!!!!おい、逃げろ!!!」


ジュアン「そうやって、私を一人にするんでしょう?」


一滴の涙が血の海へ落ちる。
落ちた一滴が全体へと広がり、血が固まった。
ジュアン「イッショに、アそんデよ、ねェ。」



続く