二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 異世界の危機 〜イナGOネタばれゲット!〜 ( No.142 )
日時: 2011/05/03 13:16
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)
参照: pixivのサイトはおススメです!!!

40 死合開始

春「さぁ、始めましょう、地獄の『死合』を…』








彼らはなぜ、ユニフォーム姿になっているかは、もう大体予想がついていた
おそらく、また『魔法』とやらを使ったのであろう
しかし、そんな疑問を持つ暇もなかった
試合をするためのフォーメーションがまだ組み終わっていない

鬼「今のところ、俺たちはあいつ等の戦い方など、すべてわからない…」
夏「あの石を持ってるから、動きも全部変わってるわ、残念だけど、私たちが提供できる情報はない」
鬼「そうか…」

鬼道が残念そうにつぶやいた

豪「チームはどうする?」
鬼「チームワークも心配だ…まずはいつも通りのメンバーで行こう、後はまた考える」
茜「あっ、でも…」

その後ろから、茜が遠慮がちに言った

全(?)
茜「癖とかは変わらないんじゃないかな?」
リ「あっ、そうかもね!」
夏「じゃあ、話が早いわ…皆、聞いて……」

夏未が全員の中心に立ち、説明を始めた
その話を鬼道は一文一句逃さないように聞き入れた

夏「これくらいよ…、大丈夫、鬼道くん?」
鬼「あぁ、無いよりはあった方がいい」

そんなことを言っている鬼道だが、周りにいる選手たちは不安そうな顔でいた
円堂が周りを見ると、皆が俯いて足元を見ている
彼らを見ているマネージャーたちでさえも、胸が痛く感じていた
すると、この重い空気を吹き飛ばそうと、円堂が言った

円「よしっ!皆、円陣組もう!!」
全「は?」

驚きのあまり、下を向いていた人たちが全員顔を上げ、円堂を見た

円「こんな時だからこそ、気持ちを一つにしなきゃ、な?」
豪「フッ、そうだな」
円「アツヤたちも入れてさ!」

ニッと笑いながら、アツヤたちの方を見た

アツヤ「俺たち関係あんのか?」
茜「よしっ、やろう!」

まったく乗る気のないアツヤを引っ張り、茜は円堂たちと肩を並べる
円堂は一度、大きく息を吸うと、大声で叫んだ
それに負けまいと、選手たちも大声を出した

円「勝つぞ!!」
全「「おぉ!!」」

円陣を解くと、円堂たちはフィールドへ足を踏み入れた

円(勝って、元の世界に戻るんだ…!)

円堂は自分の頬を叩き、気合を入れなおした












ア「今度こそ、終わらせますよ…冬花姫、貴女のその歪んだ顔を楽しませてください、クククッ」