二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 異世界の危機 〜イナGOネタばれゲット!〜 ( No.150 )
日時: 2011/05/04 10:33
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)
参照: イナイレの特集見た人、挙手お願いします!www

41 力の差

次も豪炎寺からのパスだ
それを駆け上がってきた鬼道が受け取る

鬼(さっきのスピードとパワーは尋常じゃない…)
春「そのまま突っ込んでくる気?」

その場から動かず、春奈が嘲笑する

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
夏「よく、聞いて…」

夏未の説明に皆が息をのんで聞いていた

夏「まず、春奈だけど、あの子は昔、サッカーをやっていた時は攻めることしか考えないの、防御をしようとは思わない」
茜「でも、戦闘の時は、いつも後衛いるじゃん」

春奈の戦闘スタイルは常に後衛で前衛の戦闘員たちを手助けすること
決して自分から前にはいかなかった
今の話ではつじつまが合っていない

夏「あれは彼女が遠距離の魔法を使うからよ、馬鹿みたいにそのまま突っ込むわけないでしょ?」
鬼「攻撃しかしないとすれば…」
豪「弱った防御のところに漬け込めばいいのか」
夏「えぇ、でも問題は秋かな?あの子は走るのが早いからね、でも攻撃と防御は弱い」
円「もう一人の俺は?」
夏「守ははっきり言うと……本気を出せば、私も勝てないかもしれない」

夏未は最後の一言を少し大きく言った

アツヤ「おかしいだろ、そんなの、だってお前いつも守に勝負仕掛けられて、一度も負けたことがないじゃないか」
夏「あれは、あの子が自分の力をコントロールできていないだけ…完璧に使いこなせれば、私…いや、王さえも超えられるかもしれない、あくまで使いこなせればだけど…」
鬼「そうか…ナタク達はもう戦ったことがある、あとはもう一人の豪炎寺か…」
夏「あれも攻撃しか考えていないけど、彼の壁を超えるのも難しい…」
綱「重要なところはあまり分からず終いだったな…」
小「本当にこの試合勝てるの?」

小暮が不安そうに言った

夏「これくらいだけど、大丈夫?鬼道くん」
鬼「あぁ、無いよりはあった方がいいからな…」

鬼道が答えた
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

鬼(もう一人の春奈は攻撃しか考えない…しかし、まずそれを超えられるかどうか…)
春「本当に馬鹿だね…私が攻撃しか考えないとでも、思ったの?」
夏「!?」
春「アクアロック!」

鬼道の周りに水で作られた無数の大きな粒が囲む
そして、その一つ一つが互いに繋がり、大きな空間として鬼道を包み込んだ
包まれは鬼道は身動きができない

鬼「何だこれは!?」
春「もらいっ!!」

春奈が動けない鬼道のボールを奪い取った

夏「動きが全然違う!?」
春「当たり前でしょ?私たちが自分の弱点を直さないと思ったの?修也っ!!」

春奈のボールは修也に向けられた

修「爆熱スクリュー!!」
虎「爆熱スクリューまでもが!?」

円「次は止める!イジゲン・ザ・ハンド!!」

炎のシュートが円堂の襲い掛かった
今度はシュートの動きを止めることすらなく、そのままゴールに刺さった

円「うわぁっ!!」
修「この程度か?」
吹「キャプテン…」
春「残念、今回も入りました〜」

春奈がからかうかのように、笑顔で言った

円「っ…クソッ!!」

円堂が悔しそうに地面を叩いた
春奈はベンチにいた夏未に顔を向けた

春「とんだ誤算だったね…夏未?」
夏「チッ!」
鬼「済まない、円堂…」

鬼道もかなり動揺していた

春「あっ、そうそう…」

春奈が円堂に背を向けながら言った

春「この試合、もしお前たちが負けたら、お前たちの世界も潰しちゃうから」
円「なっ!そんなことはさせない!!」
春「じゃあ、勝ってみなさいよ、もっとも今じゃあ、ゴールキーパーさんは立っているのがやっとでしょうけど…」
冬『春奈…』
春「せいぜい足掻いてなさい、もうすこしで『目覚めるから』」
夏「目覚める……?まさか!」

急に夏未が声を上げた
その体は震えていた、何かにおびえるかのように
瞳も恐怖の色に染まっていた
それを見ると、春奈はまたこらえていた笑いを零した

春「そうよ…これで私たちは完成する…完璧なチームに!」