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注意！！　
ここからは、流血あります！　＆　今回は短いです！




４４　消えた命

晴・風介「！？」

秋が撃ち込んだ弾は風介と晴矢が反応するより早く、彼らの足を貫いた
長ズボンに赤い血が染まり、芝生には鮮血が滴り落ちる
それにより、二人は地面に膝をつく

春「あ〜ぁ、もう立てないかな？」
秋「次…心臓…」

秋は銃を構えなおし、跪いた彼らの心臓をロックする
晴矢と風介は立ち上がろうとするが、足がしびれて言うことを聞かない

秋「無駄…さっきの銃弾には毒がある…」
冬『晴矢！風介！』
夏「チッ」

夏未がどうにか立ち上がり、風介と晴矢を守りに入ろうとするが
行動は秋の方が早かった

秋「……終わり」

秋が銃の引き金を引いた
それと同時にバンッと銃声音が鳴り、晴矢と風介は倒れ込む

—今ここに二つの儚い命が消え去った

ベンチにいる円堂たちは、目の前にある光景を疑っていた
『冬花』は、風介と晴矢の方に走りだし、二人の体を揺さぶる

冬『晴矢！風介！起きて！！』
秋「…」
春「簡単に死んじゃったか…馬鹿みたいに突っ込んでくるからよ」
冬『今治すから…起きて…』

『冬花』は涙を流しながら、彼らの心臓に手を当てる
必死に回復魔法を使い、流れ出る血を止めようとする
だが、二人は目を開けるどころか、息がもっと弱くなっていく

全「！？」
夏「秋ぃ〜！！！」

夏未は秋にそのまま向かって進んでいく
夏未の表情は仲間を殺された憎しみそして悲しみにより歪んでいた
その表情からは、かつてずっと元気に笑っていた夏未の面影は一切ない
彼女の背中に、また竜の紋章が浮かび上がり、剣も火を纏い赤く燃え上がる
秋は無表情のまま夏未に銃口を向ける
そして、もう一度引き金を引いく　　


しかし、銃弾は夏未を貫くことなく、まるで彼女を避けるかのように、方向を変え、コンクリートの壁にめり込んだ













—その時にも金属音が響いたのを、誰もが聞いていた