二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 異世界の危機 〜コメントお願いします!〜 ( No.27 )
日時: 2011/02/07 21:42
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)

8 パラレルワールド

「なんでなの・・・、春奈」

冬花姫の頬に涙が流れる、それを見た円堂も悔しそうに唇をかんだ

「ごめん・・」
「え?」
「勝てなかった、アイツら圧倒的に強くて、手足も出なかった・・・」
「貴方のせいではないの、責任は全部私にあるから」

いつの間にか、フィールドに夕日が差していた
かなりの時間を試合に費やしたらしい

「あっ、それよりほかの人の傷も治しておきますね」

そういうと、冬花姫は何かに祈るように呪文を唱え始めた

「フェアリー王国の姫、冬花が命じる、彼のもの達の傷を癒せ」

するとフィールドを明るく、そして暖かな光が包み込んだ
光が消えると、さっきまでの体の傷は、跡を残すことなく消えていた

「すごい、傷が治りましたよ」

音無が感嘆の声を上げる

「一体、どうなっているんだ」

元・エイリア学園、ジェネシスのキャプテン、基山ヒロトが不思議そうに言った

「その説明は私がします。でも、一回貴方たちの合宿所に案内してくれませんか?」

円堂はうなずき、チームの人たちは合宿所へ入っていった






「まずは自己紹介ですね。私の名前は冬花といいます」
「私と同じ・・・」

この光景に皆が、自分の目を疑っている
冬花が二人いるのだ
声も体系も名前も同じの人が目の前にいる光景を

「どどどうして同じ人が二人も・・・」
「パラレルワールド・・・だな?」
「はい、よくご存じで」

鬼道が納得したように冬花姫を見つめた
彼女は微笑んでいる、しかし、その笑顔は偽りだという事はすぐにわかる

「あ、あの・・・パラレルワールドって、何?」
「「・・・」」

突然の質問に皆が黙り込んだ
声の主は円堂だ

「キャプテン、俺でさえも分かる事ですよ?」
「あはは、なんか難しそうだな」

小六の虎丸もわかるというのに、中二である円堂は空気を読んでいない

「クスッ、本当にそっくりですね、私の知っている守に、では、説明をしますね」


表情を変えた冬花姫が重い口を開き、話始めた

「私はパラレルワールド、つまり異世界から来た冬花です」
「異世界・・・?それじゃあ、さっきまで俺たちが戦っていた奴らも異世界からきたのか?」

風丸が質問を投げかけた

「はい、彼らは私と同じ世界の人たちです。それにあの試合が一方的だったのは、彼らの体内にはこの世界にはない、魔力というのが関係しています」
「やっぱり、そうか」
「何がやっぱりなんだ鬼道?」
「あいつらが点を入れる前、『魔力』がないから弱いといったんだ」

鬼道がいままで隠していたことを明かした

「この世界には魔力はありません、しかし、私のいた世界には魔力や魔法は当たり前のようにあります。そして、魔力を使い、力のある者があのチームに集められた・・・貴方たちを倒すために」
「だったらつじつまが合わねぇ〜だろう」

逆立ったピンク色の髪とゴーグルが特徴の綱海条介が口を開いた

「もし、『魔力』とやらが本当にあるなら、俺たちは絶対にあいつらに勝てない、だったらあいつらは余計に体力を消耗するほど、俺たちを潰す必要はなかったんじゃないのか?」
「えぇ、確かに必要はありません。でも、それにはおそらく三つの理由があります」
「三つの理由?」











今回はここまで!
できれば、明日くらいに第九話を更新します♪