二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 異世界の危機  ( No.41 )
日時: 2011/03/13 16:22
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)

13 すべての始まりⅣ

夏「今回、やはり何かがあります」

低い声で語りだす夏未、その瞳に映る『冬花』の表情はとても哀れな物だ(←これから冬花姫の事は『』をつけます)

冬『うん、分かってる…本当は守や夏未たちに行ってほしくないけど』

夏「大丈夫です、フェアリー王国と姫様を守るのにこんなところで死んだりなんかしませんよ、それに私はこの国最強の剣士ですから」

冬『別に夏未たちを信用していない訳ではないの…ただまた変な夢を見たから、ちょっと心配で…』

『冬花』が夏未から視線をそらした

夏「『ちょっと』じゃないでしょう、姫様は嘘をつくときは視線をそらします」

冬『えっ…』

夏「クスッ、本当に大丈夫ですよ、私も守も…だからそんな顔をなさらないでください、あの子たちが見たらまた悲しみますよ」

夏未が『冬花』の頬に手を伸ばし、軽く叩いた

冬『うん、ありがとう』

夏「では、いってきます」

冬『いってらっしゃい』

『冬花』が満面の笑みで夏未を見送った





〜森(東)〜

夏「ごめん、遅れた」

守「遅いっ」

夏「だから、ごめんって言ってるでしょう」

修「夏未、こんなに人がいるのか?」

秋「医療班、研究班、戦闘班……こんなに人がいても、足手まといになるだけかと」

夏未が周りを見渡すと確かに人がたくさんいる、ざっと数えて50人はいた

夏「…私、こんなに呼んだっけ?」

春「夏未がボケただけじゃない?それ以外は考えられないよね」

夏「あんた、私に喧嘩売ってるの?」

春「え〜、私はただ本当の事を言っただけよ」

守「いいから、早く行くぞ!」

夏「はいはい」

守の一声で周りの人たちも動き出した

修「たかが隕石だけでこんな人がいるか?」

夏「うるさい」

言いあいをしながらも、この大勢の人たちは森の奥へと進んでいく



〜森(奥)〜

夏「にしても、ずいぶんとでかい隕石ね〜」

夏未は隕石を見上げる、
ずいぶんと大きな隕石だ、人が八人くらい積み重なっても届くかどうかの高さである

修「こんなに大きな隕石だとな…」

春「本当に神官様がいてよかったね、もし結界がなかったら、今頃私たち吹き飛んでるよね…って、この隕石のために私たちが来る必要がある?」

守「ないな」

夏「私も大げさすぎたかな…」

いまさら後悔をする夏未

春「でも、約一名興味深々の人が…」

春奈が指差す向こうに隕石をジッと見つめている秋がいた

修「あいつ、よくこんなのに興味持つよな…」

守「同感…」

夏「おっ、珍しい!修也と守の意見が合った!」

修「たまたまだ、こいつが俺の意見をぱくってるだけだ」

守「なんだt(ドッカーン)なんだまた何か落ちてきたのか?」

守と修也の喧嘩を邪魔するかのように、大きな音が響いた

冬『皆、大丈夫?』

すると、そこへ『冬花』がやってきた

夏「なっ、姫様どうしてここに!」

春「外は危ないってそんなに言ってあるはずですよ!」

冬『ごめんなさい、やっぱり皆のことが心配だから…』

守「姫のほうが危ないです、すぐに城へお戻りください」

冬『でも、今の爆発音とかあるから…私、やっぱり皆のそばにいる!』

守「しかし…」

抗議をしようとした、守に修也が声をかけた

修「守、姫は一度決めたらあきらめが悪い、それを一番よく知っているのはお前だろう」

守「…わかったよ、姫、絶対に俺たちから離れないでくださいね」

冬『うん!』

夏「さてと、お話はここまでにして……なんかヤバそうだね」

夏未が見渡すと数十人の黒いフードをかぶった兵士が周りをいつの間にか取り囲んでいた

春「戦闘班は?」

秋「倒されてる…」

修「どうする?」

守「もちろん……





ぶった斬る!!」

夏「わぁ〜怖いことを言うね」

修「茶番はもういい、やるぞ」

修也が言い終わると同時に、春奈以外はそれぞれ武器を構えて敵につこっんだ