二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 異世界の危機  ( No.42 )
日時: 2011/03/15 18:09
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)

なんか、過去編が終わらない…
そろそろ終わらせないと


14 すべての始まりⅤ

夏未、修也、守が剣で一人ずつ敵をなぎ倒して行く
秋も装備してあった銃を取り、素早く銃を撃つ

冬『私、足手まといかな…』

春「大丈夫です、敵はほとんどあの人たちに任せておけば大丈夫です、それにここに敵が来たら…」

春奈が話している隙に、兵士が一人向かってきた
すると、春奈の手に水が集まり、弓矢の形になった

春「水の矢(ウォーターアロー)!!」

叫ぶと同時に春奈は手を放し、水の矢が勢いよく兵士に刺さった

春「ねっ、大丈夫ですから」

ニコッと春奈は『冬花』に笑いかけた





守「ちっ!斬っても斬っても減ってる気がしねぇぞ!何人いるんだよ!」

修「あぁ、それにこいつら…」

夏「斬られた後に消えてるわね…」

三人に斬られた兵士たちは、倒れたあと、すぐに消えてしまっている

秋「…やっぱり、おかしい」

夏「もう、なんなのよ!消えろ!」

夏未が次にまた兵士を斬りつけようとした瞬間、
まだ剣にも触れていないはずの兵士がすべて跡形もなく消えた

守「ハァハァ、次はなんだ?」

修「ハァ、もう息切れかお前は」

守「お前が言うな!」

夏「ちょっと黙って!なんか来る…」




?「本当、視線とかには敏感なんですね、貴女は…」

守「誰だ!」

?「ここにいますよ、守さん」

声と同時に隕石の上に白いスーツを着た男の人が一人現れた

修「見かけない顔だな、お前誰だ?」

アルティス(←以下ア)「我が名はアルティス、『アルティス=スロード』と申します」

秋「アルティス?」

ア「面識がないのは当然です、私は異世界から来ましたので」

修「異世界?ならどうやってここまで来た、『異世界転送機械』はそんなにあるものではないぞ」

ア「自力で来たんですよ、この魔法はそこにいる冬花姫でもできるでしょう」

アルティスが冬花に指を指すと、守、修也、夏未、秋が『冬花』の周りに集まった

ア「そんなに警戒なさらないでください、私はただ貴方方と少しお話したいだけです」

春「そうには見えませんけど、話し合いだけなら、私たちに攻撃に仕掛けなくてもよいですよね」

ア「私が話をしたいのは冬花姫、貴女です」

アルティスは『冬花』に近づこうと隕石の上から飛び降りた
それと同時に守が剣をアルティスに向けた

守「俺たちの姫に手出すんだったら、ぶっ殺すぞ!」

ア「殺気がぶんぶん感じますね、やはり貴方達は面白い…」

そうすると、アルティスは秋に向かって手を向け

ア「包囲結界、発動」

秋の下に大きな魔法陣が現れ、瞬間的に秋を包み込み




…消えた

修「お前!秋に何をした!」

ア「貴方たちは話し合いじゃ、解決しそうにないのでね……、なので、こっちの事情を単刀直入に言います…
私は貴方たちがほしいんです」

守「お前、ふざけてんのか!」

夏「やめなさい、守!一人で突っ込まないで!」

夏未の声など耳に入らず、守はアルティスに突っ込んでいく
振り下ろされた剣をアルティスは片腕で軽く止めた

守「!!」

ア「貴方たちの攻撃などすべて見切っています、無駄な抵抗はしないほうがいいですよ?」

剣を戻し、守は一歩下がった

ア「考える事が出来る脳はあるようですね」

守「なっ「下がりなさい、守!」チッ」

夏未がどうにか守を引き留めた

夏「貴方はさっき、私たちがほしいって言ってたわよね?それはどういうことかしら?」

ア「そのままの意味ですよ…貴方たちは体の中に大きな力を持っている…その力がどうしても欲しんです」

夏「何のために?」

ア「世界を我が物にするためですよ…見てください、貴方たちほどの実力があればこの隕石の力がわかるでしょう?これを使えば自分の力を何倍にも増幅させることが可能です、もちろん、貴方たちの中に潜んでいる力も…」

春「あいつ、なんで『竜』の力のこと知ってるの?」

修「監視してきたな…」

ア「正解、私はずっと貴方たちを監視してきました、時間をさかのぼり、貴方たちがお互いに出会った日から、今の年齢になるまでずっと…」

夏「そうですか…貴方の目的がどうであろうと、仲間は返してもらいましょうか!」

夏未が剣を抜き、アルティスを目がけて走り出した



ア「言ったはずです、私は貴方たちの攻撃をすべて見切っていると…」

アルティスはまたも軽々と夏未の攻撃を受け止めた

夏「…かかった!」

夏未は左手に持っているクナイをアルティスの腹に向かって突き刺した



夏「…嘘!?」

しかし、刺された本人は平然とそこに立っていた、一滴の血も流さずに

ア「人の忠告をちゃんと聞かないからですよ、夏未さん?」

夏「やばい…!」

危険を感じた夏未は後ろへ下がろうとした

ア「遅い!包囲結界発動!」

守「夏未!」



  

ア「二人目…」

守「姫、ここにいてください」

冬『守、何するの?』

守「あいつを片づけて、夏未と秋を取り戻します」

冬『危ないよ!いったん引いて、兄様たちにこの事を知らせよう?夏未達はきっと大丈夫だよ』

守「だからと言って、仲間を置いていくわけにはいきません」

守は『冬花』に背を向け、去り際に囁いた

守「春奈、修也、姫を頼む」

修「おい!待て!」

ア「まだわからないのですか?無駄な抵抗だと言っているでしょう!」

守「いい加減、その口を閉じろ!」

守(稲妻よ…我が声に答えよ)

守が心の中で呟いた

ア「雷の剣ですか?それも効きません!」

守(読まれてる!?)

アルティスは手を守にかざした

ア「三人目!」

またも守の下に大きな魔法陣が現れた
黄色い光が守を包み込む

春「そんな簡単に行くもんですか!水の縄(アクアロープ)!」

水の縄が守の体に巻きつき、そのまま魔法陣から守を引っ張り出す
その直後、力尽き、春奈は地面に倒れた

ア「チッ、しくじったか…しかし、お前も来てもらおう」

冬『春奈!』

修「危ない!」

春奈に近づこうとした『冬花』を修也は抱え後ろへ引いた
そして倒れた春奈は黄色い光に包まれ消えてしまった