二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 異世界の危機 〜過去編終了〜  ( No.44 )
日時: 2011/03/17 12:41
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)

長かった過去編も終了!
いよいよ本編(?)です!

16 助け

全「……」

食堂に沈黙が流れる

冬『そのあと私は一旦城に戻り、兄様にこのことを伝え、国の力をすべて振り絞り守たちを探しました、でも…』

鬼「見つからなかった…という事か」

『冬花』はゆっくりとうなずく

音「でも、待ってください、今までの話と私たちを傷つける理由と何の関係があるんですか?」

風「エイリア石の力を試したかった…違うか?」

冬『はい、その通りです…アルティスは取りこまれたエイリア石の力がどれほどの力を持っているか見てみたかった、だから貴方たちを実験台にして確かめた』

秋「ひどい…」

豪「あともう一つは…?」

冬『貴方たちが邪魔だから…貴方たちには魔法が効きませんからね、だから…』

綱「魔法は効かないって、さっきの状況見ただろう?現に俺たちはボコボコにされただろう、あの…なんだっけ?」

立「デスフィールドですか?」

隣にいた立向居が聞いた

綱「そうそう!それ!立向居、記憶力いいな!」

小「綱波が悪いだけじゃないの?ウシシッ」

音「こらっ!真面目な話してるんだから少しは黙りなさい!あっ、ごめんなさい、続けてください」

冬『あっ、はい、確かにデスフィールドは魔法です、でもあの魔法の効果はそこにいるすべての生き物を死に至らしめる魔法、でも、貴方たちにはその効果が発動されなかった…』

吹「じゃあ、僕たちには魔法は効かないんじゃなくて、魔法その物の効果を受けることがないってことかな?」

冬『はい、正確に言えばそうなりますね、私の魔法は傷を治すのではなく、治りを早くするのを手助けしただけですから、貴方たちにも効いたみたいです』

円「…」

豪「どうした、円堂?」

すこし前からずっと黙って難しそうな顔をしている円堂が気にかかった豪炎寺が聞いた

円「…いままでの話、なんか難しくて分からない」

豪「…」

冬『…』

全「…」

円堂の発言に皆が黙り込んだ

冬『ごめんなさい、難しかったですか?』

鬼「大丈夫だ、こいつはただのサッカーバカだから放っておけ」

円「なっ、俺は馬鹿じゃないぞ!」

豪「いつも追試を受けているのはどこのどいつだ?」

円「風丸ぅ〜」

風「俺に振るな、本当の事だろう!」

円「俺なんかした?」

冬花『では、本題に戻ります』

そんな円堂をよそに『冬花』は完全にスルーした

全「(^_^;)」



すると急に『冬花』が席から立ち上がった
そして頭を下げ

冬『お願いがあります…守たちを
















         




                













                  



 助けて…』



地面に大粒の涙が落ちた