二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 異世界の危機 〜過去編終了〜  ( No.45 )
日時: 2011/03/17 14:09
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)

17 戸惑い
 
全「えっ!?」

冬『無茶なお願いだという事は分かっています、でも私一人の力ではどうにもならないんです!兄様も悠哉さんも必死で、でも今はもう戦う力さえ残っていなくて…私にできるのは助けを呼ぶことしかできなくて…本当に悔しくて…でも!それでも、守や夏未たちを取り戻したいんです!』

『冬花』は顔をあげずに必死に話す

冬「顔をあげて、大丈夫だから」

円「ふゆっぺ…」

音「でも、三日後にはコトアールとの決勝戦があるんですよ?」

冬『それなら大丈夫です、時間を止めておきますから』

虎「それじゃ、まるで俺たちが行くって決まってるようなものじゃないですか!」

冬『そうですか…「行く!」えっ?』

隣から声が上がった
円堂だ

円「もう一人のふゆっぺが困ってるんだ、そんなのほうておけない」

鬼「俺は反対だ、いくら魔法というものがあっても、俺たちには世界一がかかっているんだ、今は試合に専念するべきだと思うが」

鬼道が否定した、しかしその横からも声が上がる

豪「俺は円堂に賛成だ、こんな気持ちで試合に出ても勝てる試合も勝てなくなる」

吹「それ、なんか僕たちが勝つみたいな言い方だね、でも僕も豪炎寺君の意見に賛成」

円「なっ、鬼道大変かもしれないけど、俺にできることがあるならやりたいんだ」

鬼「…言い出したら、聞かないだろうなお前は」

円堂の言葉に動かされ、鬼道も賛成した

円「皆は?」

ヒ「もちろん、円堂くんが行くなら「だまれホモ」…ひどい」

立「俺も賛成です」

壁「キャプテンの言うとおりッス」

冬「私もできる事なら手伝いたい」

冬『じゃあ…』

円「よろしくな!もう一人のふゆっぺ」

『冬花』の頬に流れる涙は悲しさからうれしさに変わった



冬『あっ、でも一日だけ待ってもらいませんか?まだ「一人」足りませんから』

円「えっ?一人?」

冬『では私は一旦国に戻ります、その間にこの事を話されると困るので、記憶をいじっておきますね』

円「あっ、ちょっと」

円堂が『冬花』に触ろうと手を伸ばしたが、視界が真っ白になった