二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 異世界の危機 アニメネタバレ? 投稿!  ( No.58 )
日時: 2011/04/09 17:43
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)
参照: http://twitter.com/AkihiroHino/status/49522569400954880

ネタバレの後は、本編の更新です

23 闇に沈む者

?「はぁ、はぁ、うっ」

暗闇の中で少年のうめき声が小さく響く。
少年は両手足を鎖で縛られ、自由を奪われていた。
首には首輪がはめられている、その中央には紫色に怪しく光る石-



エイリア石がはめられている。
少年が抵抗するたびに、鎖がチャラチャラと音を鳴らす。
しかし、少年の体はすでにボロボロで、動かすだけでも精一杯だった。
少年の頭にはオレンジ色のバンダナがつけてある。
ここに捕まっているのは、もう一人の円堂守、
フェアリー王国の『守』だ。
そこに、白いスーツを纏った男がいきなり現れた。
守たちをさらった『アルティス=スロード』……
魔術を使い、ここに来たのだ。

ア「困りますよ、守さん。そろそろ無駄な抵抗をやめてくれませんか?」

守「うるせぇ、誰が、こんな、石に、頼るか」

ア「もうボロボロじゃないですか。早く楽になった方がいいと思いますが。それでも嫌だというならしょうがないですね……もう時間がないんで」

守「なに、を、するつもりだ?」

ア「貴方の…

















             




                  記憶を消します」

守「ふざけんな!そんなことをしてどうするつもりだ!!」

守はアルティスに殴りかかろうとするが、鎖が、体の不自由が、邪魔をして動けない。

ア「貴方の記憶を消して、あの憎き冬花姫を殺します。」

守「姫に手ェ出すんじゃねぇ!」

ア「ふふふ、私ではなく貴方が殺すんですよ、冬花姫を」

守「なっ!?」

ア「一番愛しい人を刺殺し、悲しみと憎しみでゆがむ貴方の顔……面白そうではないですか!」

守「そんなことはさせない!」

ア「元気がいいのに……残念です、貴方もあの四人のように早く力を取り込めばよかったんですがね…、ロリー後は頼みましたよ?」

ロリー(以下ロ)「はい、ご主人様」

そういうとアルティスは去って行った。
残ったのはメイドのロリーと守だけ…

守「待て!」

ロ「…消えろ(ルロード)」

ロリーが小さくつぶやくと、彼女の手から白い光が瞬く。
その光を守に照らすと、守はだんだん力がなくなっていく。

守「やっ、めろ…」

やがて、守は抵抗ができなくなった。





























守(守って決めたのに……すみません、姫。俺は…貴女の事が……なのに)

途切れていく意識の中、守は一粒の涙を流した。






























ア「完成だ…われらの『最強軍団』が!ハッハッハッ!!」

アルティスの笑い声がいつまでも響いていた。