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２４　攻め来る嵐

やっとのことで許可が下りた『冬花』は、さっそく目的地に進もうとする。

冬『じゃあ、行きましょう、皆さん』

鬼「その前に、こんな大人数で行動するのか？」

冬『そうですよね…』

すると、隣で茜が元気よく手を挙げた。（←生徒か！）

茜「ハイハイッ、姫、あの乗り物使えばいいんじゃないですか？」

冬『あの乗り物……あっ、イナズマキャラバンのことかな？』

全「「イナズマキャラバン！？」」

円「イナズマキャラバンって、ここにもあるのか？」

冬『あ〜ぁ、違います。持ってきたんです、貴方がたの世界から』

風「勝手なことしてるな…」

木「えぇ…」

音「そういえば、三日前ほどから、イナズマキャラバン消えた！とか古株さんが泣きながら言ってました」

全「「………」」

突然の出来事に皆が口を閉じてしまった。

冬『てことで、急ぎましょう』

全（茜以外）「「てことでじゃねぇよ！」」

茜「まぁまぁ、落ち着こうよ」

『冬花』が出発を試みる、
しかし、


ドォーン

町の広場から大きな爆発音が響いた。
すぐに城中の兵士たちが動き出す。

鬼「今度はなんだ！？」

茜「モニーター！！」

茜が後ろにある大きなモニーターに向かって叫ぶと、モニーターに映像が映し出された。

冬「あっ、人がいる」

音「でも、よく見えませんね」

音無が言うと、茜はすぐに行動に出た。

茜「もうちょっと近づけて…」

モニーターの画面がターゲットにズームをする。
すると、爆炎の中に現れたのは—



円「あれって…」










































冬『守たち！？』


そう、現れたのは

—守、修也、春奈、夏未、秋

の五人だった