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《作戦失敗だな〜フレイミア》
「さぁ〜どうでしょうねぇ〜。ご主人様も次の手を打ってある。彼らを呼び寄せる方法なんて、いくらでもあるわ」

カリアは腕に巻いてある通信機に手を当てた。これが一番簡単で自分のご主人—アルティスに通信するときの物だ。別の方法もあるが、それはそれでとても面倒な準備が必要になる。魔力も使わなければならないし、余計な力は使いたくない。
淡い色の光が輝いた数秒後、通信が繋がったときになるプチッという小さな音が聞こえた。

「ご主人様、フレイミアです」
《フフッ、円堂守のことですね？心配はいりません、もう手は打ってあります》
「さすがご主人様です。それと、円堂守がこの世界に戻ってきた後のことです」
《なんですか？》
「彼を使ってみてはどうでしょう？














———七年前に拘束した郁斗を」