二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 時空心中。【イナズマイレブン オリキャラ・同盟国募集】 ( No.126 )
- 日時: 2011/04/29 17:48
- 名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
- 参照: この話は小森日ちゃんルートです。
【光vs森】
闘技場。
「じゃあ、始めようか」
未来の言葉で空気がピンと張り詰める。
「あの…1つ、良いですか?」
小森日が遠慮しているのか、恐る恐る手を上げる。
「ん?」
「ルール、聞いていないんですけど…」
「あれ?円堂から聞いてないの?」
「円堂なら風丸に説教されてるぞ」
「あらら」
円堂にとっては当たり前のことなのだが。
「じゃあルール言わなきゃね。」
ゴクリと唾を呑む。
「ルールは簡単。
私に1つでも傷をつけたら君の勝ち」
「…はい?」
「時間は30分。終わるまで立っていても君の勝ちだから」
「…そんなの、楽勝すぎないか?」
流石に鬼道も、疑問符を頭に浮かべる。
「まあ、しょうがないわよ」
「「え?」」
豪炎寺と鬼道の声が重なる。
「見てれば、分かるから」
過去の表情は今までと違い、真剣そのものだった。
「2人とも、準備は良いかしら?」
審判の過去が、呼びかける。
「問題無い」
「大丈夫です」
二人の表情を確認した後、過去が右手を天へと挙げた。
「始めっ!」
過去の声で、試験が開始された。
「先手必勝! "闇檻"!!」
"闇檻"は、属性が闇の者が使う、一般的で誰でも使える魔法。
主に、相手を捕らえる時に使う。
「わぁお」
未来は黒い檻の中に囚われてしまった。
しかし、未来は無表情で言う。
「余裕、というところでしょうか」
「さあ」
あえて、質問には乗らない。
「合格させて貰いますよ、"ダークネスレイン"!」
上空に、黒い雨が降り注ぐ。
「こっちにも来たんだが」
「大丈夫よ、結界張ってあるから」
過去の言う通り、結界で守られている。
「なら大丈夫として、未来が危ないぞ?」
鬼道はあくまで、「未来が勝つ」ということを踏まえて言っている。
「どう対処するかは、未来次第だからね」
黒い雫が、未来の皮膚へと触った。
「成程」
手の皮膚が、みるみる内に溶けていく。
思っていたよりも範囲が広い様だ。
「あれは…酸性雨?」
「素(もと)は違うと思うけど、原理は同じでしょうね」
「じゃあ、あのままいれば…」
「そうね、未来は
皮膚が全て溶け、跡形も"亡くなる"わ」