二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Extra chapter(番外編) ( No.22 )
日時: 2011/04/21 16:01
名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)

Extra chapter —The first of "Samidare"(『五月雨』の一日)—(朝)



AM 07:00 〜起床〜



一番早く起きるのは、豪炎寺と鬼道。



「…相変わらずの鼾(いびき)だな」



「しょうがないさ、これも円堂の個性の一つだからな」



「流石、幼馴染の風丸よりも仲が良いだけある」



「そうなのか?初耳だ」



二人の朝は大体こんな感じだ。



たまには愚痴を溢したりもする。



そう言いつつも、制服に着替える。



「先代のルーセントの長である『神癒羅季(かみゆらき)様』は、何故未来を起用したんだろうな」



「確かにな。普通だったら、元セルファーレ討伐隊隊長である神癒羅刹(かみゆらせつ)の筈だが」



「もしかしたら、未来と羅季様の間に関係があったかもしれない」




















AM 08:30



「まだ、隊長は寝てるんだね」



因みに吹雪は起きている。



「風丸は遠征で居ないからな。
 円堂ばかりに任せる、というよりは俺達がしっかりしないとこの店も成り立っていけない」



「全く、円堂は隊長と店長両方の自覚は無いのか?」



「その点だと、未来に似ているかもしれないな」



「そうかもしれないね」



ニコリと吹雪が笑う。



「「(やっぱり吹雪は小悪魔と言うより悪魔だな)」」



豪炎寺と鬼道の考えていることは何気に一致することが多いのだ。



「ふわぁ〜… おはよ「「「遅いぞ(ですよ)、円堂(隊長)」」」



ニッコリと微笑む三人からは、漆黒のオーラを感じられた。


















AM 09:00 〜喫茶『五月雨』 開店〜



ドアが開くと同時に、取り付けられた鐘の音が鳴る。



「「「「いらっしゃいませ」」」」



五月雨の一日は始まったばかりです。