二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ChapterⅠ ( No.23 )
- 日時: 2011/04/29 15:33
- 名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)
- 参照: 今、イナイレ52話(動画)を見ていて全く集中出来ないのだが。
【タッグ戦開始】
「(仕掛けるぞ、円堂)」
「(わかってるって!)」
円堂は、腰にある剣を抜き、豪炎寺も同じく腰にある刀を抜いた。
「稲妻迅雷!」
「紅爆炎」
二つの刃が鬼道と吹雪に刃先を向ける。
「「爆雷流"砲斬"!」」
突如、刃先から雷と炎の砲が作り出され、二人に向かっていった。
その軌道は綺麗な黄色と紅色をしている。
「いつの間に合体魔法を!?」
「流石、隊長と豪炎寺君の仲のことはあるね… でも、負けていられないよ!」
吹雪も、腰にかけてある銃を2人 …ではなく、鬼道に向ける。
「"アイスウインド"!鬼道有人に氷の祝福を!!」
銃から放たれた弾は鬼道の背中に直撃した。
銃弾は鬼道の身体を射抜かず、背中から氷の翼が生えた。
そのおかげなのか、鬼道は宙に浮いている。
「"黒斬華"」
砲撃は可憐な"華"によって守られ、逆に吹き飛ばされてしまった。
「流石だな、鬼道!」
「これくらいしなきゃな」
「(それよりも気になるのは吹雪の魔法だ。もし俺の予測が正しいのなら…)」
未来はと言うと。
「…眠い」
暇だった。
「お暇ならこの俺が付き合いましょうか、長さん?」
姿は見えないがどこからか少年の声がする。
裏からの使徒の様だ。
「暇は暇だけど、アンタと付き合う程とても暇じゃない」
辻褄(つじつま)が合っていない。
「そうかいそうかい。ま、俺はアンタをぶっ潰せばいい話だけどな!」
気にしていない様だ。
「存在を示すだけの為に人を殺すか、下僕め」
「どうでも良いな」
「欲に堕ちた愚か者、と言ったところか」
未来の背後に刀が迫った。
が。
「んなっ…!?」
「その程度じゃ、円堂達にも敵わないよ」
白刃取りの様に、左手の人差し指と中指で刃を止めたのだ。
「…握力どの位だ?」
「ここでその話する?別に良いけど。最近握力を図る機械ぶっ壊れた」
「マジかよ…!?」
「あんまり手応えなかったな。で、その刀はどうなってもいいんだね?」
「どういうことだ「良いってことだね。異議?認める訳無いでしょ?ばかなの?しぬの?」
次の瞬間、たった二本の指でしか止めていない刀がポキリと折れた。
そして、未来はこう言った。
「首取られたくなかったらさっさと此処から出て行けクズ」