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【矛盾】


















「え、主が返した…　え？」



当たり前の反応。



「んー、私と主と話している時は、時が止まるんだよね」



「な」



見事な後付である。



「でさぁ、主に礼を言いに行ったら、刀返してくれた」



「そんなに容易く？！」



「いや、「ルーセントの王女だから」って言う理由で」



「そ、それならしょうがないけど…」



「どうやら、「表世界の王女」って言う訳じゃなくて「国の王女」として返して貰った」



「マジか…　え、じゃあ、等価交換の条件の時に使われた肝臓は！？」



「返してくれた」



「「「「「「そんなにあっさり！！？」」」」」」



これも当たり前の反応である。



「あ、不動」



「「「「「「全力スルー！？」」」」」」



「3週間後、留守番だから」



「へいへい「返事は？」



不動の首元には刀の刃先が。



持主（もちぬし）はニッコリと微笑んでいる。



「…ハイ」



こんなチャラ男でもこの通り。



「じゃ、2人とも」



「「？」」



「早速だけど、仕事、して貰うよ」



その言葉で小森日と千はニカッと笑うと、



「「ハイ！！！」」



威勢良く、返事した。