二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 時空心中。【イナイレ 隊員募集中 主人公イメージ画UP】 ( No.271 )
- 日時: 2011/05/07 17:56
- 名前: 蒼月白星鏡(別PC (ID: khxqjExY)
- 参照: 少女氷姫創作中…(何か容姿が(マネージャーの)秋っぽくなった
【表世界同盟国会議】
「これより「表世界同盟国会議」を始めます」
未来の言葉で始まった。
「まず始めに、国について何か異変があったか、報告をして貰います」
淡々と話す未来だが、既に聞き飽きた人物がちらほら。
しかし、未来は気にせず話を進める。
「ルーセントは、現在は特に変わったことはありません。
しかし、一ヶ月前くらいに裏からの使者の襲撃がありました」
「…マジで?」
ライディからの反応。
「何か、間違ってた?」
「いや、こっちも裏からの襲撃が来てさ」
「わらわもじゃ。薔薇の手入れをしているときに、暗殺者が来たのじゃ」
「一体、何が目的なのでしょうか…」
疑問が混じった声で、日奈乃が言う。
「まぁ、それも大事だけど… 今は会議に集中しよう」
未来の言葉で、一同コクリと頷いた。
一通り、同盟国の状況を聞いた。
ルーセント・桜ノ国・ローズ国以外は裏からの襲撃は無かったようだ。
しかし、いつ襲われるか分からないので、一同は警備を厳重にするとのこと。
「続いて、司者のことについて…」
長々と、未来が話す。
此処にいるメンバーの半分は既に飽きた状態。
時々、未来が魔法で地中から光の槍を出したりして、何とか会議として成り立たせていた。
そして40分後。
「以上を持ちまして、『表世界同盟国会議』を終わります」
未来の言葉と同時に、一同は今まで我慢していた一息を思い切り吐いた。
相当疲れていたようだ。
「あと1時間後かぁ… 長いなぁ……」
氷歌からの意外な言葉。
「一番有り得ない言葉だよね、それ」
ライディが代弁する。
「どういうこと?」
「戦うことが嫌いな貴女が、まるで1時間後を楽しみにしているようなこと言うから」
「まあね… 勝てば、未来が叶えられる範囲のことなら何でも願いを叶えてくれるんでしょ?」
「約束上はね」
「それなら、自分の願いを叶えさせて貰わなきゃ」
少し微笑むと、氷歌はゲストルームへと走っていった。
他の物もゲストルームへと駆けていき、一人取り残されたライディ。
「国の為だろうけどね」
クスッと笑うと、ライディも後を追いかけた。
ゲストルーム。
「ごめん、待たせた …ね?」
目の前には、見覚えのある五人組。
一之瀬と喋っているオレンジ色のバンダナの少年。
他は視線を反らしている。
「…円堂?」
「ん?あっ、未来「何で此処にいるの?留守番の筈だったけど」
「それに、豪炎寺、鬼道。転送魔法を使えるのは5人の中でアンタ達2人だけだ。何故協力した?」
「…たまには良いかな、と…」
「そっかぁ… 反抗期、というものを、今、初めて感じたよ。
こんなにしぶといものだと思わなかった」
あえて、だと思うが、未来は一瞬殺気を出した。
次の瞬間、円堂達五人組が無惨な姿になったのは言うまでもない。