PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ChapterⅠ ( No.28 )
- 日時: 2011/04/29 17:06
- 名前: 蒼月白星鏡 (ID: khxqjExY)
【選択肢】
嘲笑う声が響く中、未来は動じなかった。
「どうすんだよ、鬼道!」
「こっちは手を出せば此処の民が殺される。かと言って何もしなければ未来はあっちの手に…」
「くそっ、どうすれば良いんだ!!!」
とても悔しかった。
自分は何もすることが出来ないのだから。
その時、未来が口を開いた。
「分かった、結論を言おう」
「やっとその気になったか、女ァ!」
未来に残された選択肢は2つ。
自分を敵に回すことで民を救うか。
民を犠牲にして自分を守るか。
選んだのは…
「私は、
行かないし、殺させない」
「!? 貴様、選択肢にそのような答えなど「無いんだったら作れば良い」
「円堂達、怪物倒してくれないかな?」
「「「「「了解!」」」」」
「(無駄な足掻きを… まあ良い。どちらにせよ、此方の勝ちなのだからな)」
男は心の中で勝利を確信した。
しかし、男は知らなかった。
彼女達の実力を。
PR