二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 時空心中。【イナイレ 隊員募集中 主人公イメージ画UP】 ( No.293 )
- 日時: 2011/05/01 16:01
- 名前: 月影(別PC) ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
- 参照: 順番は「従者之部」→「王女之部」。フェイントかけまくるよ!
【開始直後の殺人パーティー】
「"ダーク・サス"」
「"デスネック"」
「"ダークファイア"」
上から順に、玲奈、バタップ、炎愁。
バタップのみ、指で音を鳴らした。
「無理だろ、コレ…」
「初っ端からコレかよ」
「結構面白いと思いますけどね」
地面から生える黒い手。
自分達の背後にはギロチン台。
目の前には津波の様に襲いかかる漆黒の炎。
「俺達、何かマズイことしたか?」
「「「してない。ルールに添ったまでだ」」」
「だろうな…」
夕斗が苦笑いしながら言う。
観客席。
「うっわぁ…」
「いきなりか、本当に殺す気の様だな」
「どれを取っても、死ぬことは間違い無しだな」
「必死にもがこうとしているあの顔、フフッ… 本当にゾクゾクするなァ…!」
「吹雪、黒すぎだ。それと円堂、このままで良いのか?」
「分かってるってぇ!」
円堂がハツラツとした声をあげながら、席を立った。
「"雷刃"」
手に握れるくらいの、雷で出来た針を創った。
そして、前を向きながら、後ろの壁に針を投げた。
次の瞬間、壁が変形した。
壁が歪んでいるのかと思いきや、人の形となった。
「俺、非道なことをする奴、好きじゃないんだよね」
人の形へと形成すると、1人の少女が現れた。
刺した針は、首よりも3ミリ程、ズレていた。
わざと、軌道を外したものだと思われる。
「流石、ルーセント護衛隊隊長、と言うところでしょうか」
少女の声は、とても安らかだった。
「初めまして、影の雷暗闇親衛隊隊員『草崎深緑』です」
「となると、今やってる武道会に出ている同僚、か?」
「ええ」
ニッコリ微笑みながら答える。
「円堂」
「ああ。噂には聞いてたけど…初めて見た」
「『同化魔法』… 自分と同じ属性の物と同化できる魔法、の筈だが」
「この壁はコンクリート。恐らく、属性は『地』だろう」
元々、同化魔法を習得するのには、多大な時間が必要。
「同化する」ことは「一心同体」になること。
精神面も鍛えなければならないのだ。
「けれど、この雰囲気… もう1つ、何かが混じってる気がするね」
「あら、よく分かりましたね。私のもう1つの属性は『闇』ですよ」
深緑の右手には浮く土の塊。
左手には、黒い何かが集まり、1つの球体と化していた。
「成程」
「無駄話はこれ位にしておきましょう。炎愁が勝たなければ、此方の名が廃るので」
「お前『達』にとってその勝利は、俺達にとってはただのゴミと同じだ」
鬼道の言葉に反応したのか、深緑の眉がピクリと動いた。
「どういう意味でしょうか?」
「『非道な手段を使った勝利には価値が無い』ということだ」
「しかし、貴方達の王女は、「非道なことをしてはいけない」とは言っていませんよ?」
「そうだな」
円堂が、後ろをチラリと見る。
そして、視線を戻す。
豪炎寺達の視線はバラバラ。
何かに、警戒しているのだろうか。
「召喚獣を持つ者が3人、薔薇を持つ者が3人、その他が「そんなの関係無い」
鬼道の説明を、円堂の声が遮る。
しかし、鬼道はフッと笑った。
「そうだな」
「おい、出てこいよ」
観客席に隠れていた者が、姿を現した。
武道会を見ていた者も、武器を構えて、戦闘態勢を取った。
「外でやろうぜ」
「そんな怖い顔すんなって「黙ってろ土門」
円堂の背後から溢れる殺気。
今まで、誰も見たことは無いだろう。
思わず、退く者まで。
「誰であろうと、関係無い」
「怖いなら、今の内に逃げておくんだな」
「まあ、君達が此処に来る、って決めたんだ。それなりの覚悟はあるよね?」
「言っておくが、非道なことをしたお前等が悪い。自業自得だ」
「そんなに勝ちたいなら、全員かかってこい」
「「「「「お前等全員血祭りに上げてやるよ」」」」」